公開と同時に見に行ってきたぜ!
「仮面ライダー×仮面ライダーフォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」!
大分遅れたがせっかくなので感想を書こう。
核心的なネタバレはしないが内容には触れていくので未見の方は注意を。
つーか超面白いから今すぐ見に行くんだ!早く!
今回のムービー大戦はオーズ編とフォーゼ編。
そして7人ライダーとWが活躍するパートに
最終決戦パートと複数に分かれた構成になっている。
見る方としては、
オーズ編は本編後日談ということであの後どうなったのか、
アンクの復活はどういうことなのかって部分が気になるところだし、
フォーゼ編はTVと同じく仮面ライダー部みんなが活躍して
青春スイッチオン!な展開が見たいし、
ダブルは翔太郎とフィリップが出るなら出番多くあって欲しいし、
7人ライダーの見せ場も欲しい。
このすべての条件をきっちり満たしていて素晴らしかった!
「ライダーのお祭り映画」に求められる要素をすべてぶち込んである。
オーズ編は「そう来たか……!」と思わず唸る展開。
アンクが復活とかどうなっているんだろうと思いながら見たらやられたぜ。
メインメンバーみんなに見せ場があるし
映司も1年戦い抜いた風格があってかっこいい。
ていうか映司は生身なのに強すぎだろ!
絶対プトティラのメダル入ったままだぜあれ。
仮面ライダーアクアもかっけぇぇぇぇぇぇーーーーー!
ジェットスキーアクションもスゴイしシンプルな造形が大のお気に入り。
「40年後の未来から来たライダー」ってトコ以外
ほとんど謎なとこがミステリアスでいいね
未来で敵と戦っているらしいけど敵の詳細は出ないし、
ポセイドンに関しては説明があったけどアクアベルトの出自も謎。
これが逆に「未来のライダーがイレギュラーで現代にやってきた」感を強めてる
これだけで終わりにするのは勿体無いライダーだと思うんだが、
次はやっぱり「仮面ライダー生誕80周年」を待たないとダメか。あと40年生きないとな
あとシャウタコンボさんは怒っていい。
後日談としてスペシャルば映画版エピソードとしても満足。
「最終回が素晴らしかったからアンクがあっさり復活してる後日談はちょっと…」
と思っているオーズファンにこそ見てもらいたいぜ。
そしてフォーゼ編。
前回のムービー大戦は製作期間の関係と脚本が本編と違うということで
放送中だったオーズは映司のキャラが頭抱えるくらいTVと違っていたけど、
今回似たような状況のフォーゼは
脚本が同じと言う事で弦ちゃんは弦ちゃんしてるし、
仮面ライダー部が団結した後の展開としてなんの違和感も無くTVと繋がっている。
ていうか本編見てると泣きそうになるくらい仮面ライダー部の団結っぷりがいい
KENGOさんはなんだかんだで友情に厚いし、キングさんはいつもより多くキラキラしてた
仮面ライダーなでしこはエロさがすんごい。
絶対映画を見に来たチビッ子の性癖になんらかの影響を与えてるって。
キバーラとかファムとか歴代の女性ライダーは「凛々しい」って感じだけど、
なでしこはデザインにしろアクションにしろ直球で可愛い!を狙ってきてるね。
フォーゼらしいドタバタっぷりを交えながら進む
ベッタベタな直球の王道SFジュブナイルっぷりが見ていて心地よい。
まさに宇宙キター!で青春スイッチオン!な内容でこちらも満足!
合流してからの後半戦は
いい意味でスーパー戦隊の映画っぽいノリでアクションてんこ盛り!
そうだよ!映画なんだからこのくらい派手に
コンボチェンジしてフォームチェンジしてモジュールチェンジしないとな!
フォーゼもオーズもダブルすらも、
これがライダー無双かと言いたくなる大暴れっぷり!
これこそライダー映画だよ!素晴らしい!
ダブルはゲストかと思ったら
単独エピソードこそ無いもののかなり出番多いじゃねーか!
まさかあれまでやってくれるとは。
弦ちゃん、翔太郎、フィリップ、映司の4人が
顔を合わせて会話するシーンがあったのは超興奮した。
変身した状態でちょっとした会話をするってのはこれまでもあったけど、
変身前の状態でがっつり会話するシーンって全然無かったからねえ。
よくぞこれをやってくれたよ。
翔太郎と弦ちゃんのやり取りが面白すぎて限界だと思った。
7人ライダーの方はさすがにゲストって感じだけど
1人ずつ必殺技を放つシーンはあるし、
フォーゼとのやり取りやアマゾンのセリフだけでも登場した意味はあった。
7人ライダーのハマった罠の強引さがなんとなく昭和チックなのが面白かったな。
財団X脅威の技術力。そして空港X。
今回は「安易な全ライダーでの合体技」をやってないトコも評価したい。
女性の足を撮ることにドーパント並の執念を燃やす坂本監督だけあって
とにかく全編通して足がチラリするアクションシーンの多いこと!
監督伏せてみたとしても坂本監督って分かるよ!
そしてラストバトルはウルトラ銀河伝説を彷彿とさせる
カメラがグリグリ動いてのハイスピードバトル。
今回はこれまでのムービー大戦の積み重ねを強く感じさせる内容だったね。
「ライダーは助け合いでしょ」
最初に運命のガイアメモリでオーズが言った時は本当に何気ないセリフだったけど、
この言葉をオーズが育て、ダブルが紡ぎ、フォーゼが宇宙に打ち上げた。
それが今回の「MOVIE大戦 MEGA MAX」だと言える。
ダブル以降の平成ライダー第二世代の象徴にして集大成とも言える一作。
「各エピソードの裏で暗躍する財団X」というシナリオの芯があるので、
これまでのムービー大戦よりも地に足の付いた内容となっているし、
お祭り映画としては間違いなくライダー映画最高の完成度。
欠点は尺の関係でシーンの切り替わりがやや駆け足な箇所が目立ったくらいだ。
期待以上の内容だったぜ。
……問題はここまで完璧に「ライダーは助け合いでしょ」をやったのに、
来年は世界の破壊者ディケイドが戦隊をぶっ壊しに帰ってくることかな!
おのれディケイドォォォーーーーッ!
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ちなみに俺はこの映画を見て最後に「おのれゴーカイジャー!!」と思ったな