DSiウェア「カタヌキ」のレビュー行くぜ!
カタヌキ|DSiウェアカタヌキはGモードが2009年の11月25日に200ポイントで配信したDSiウェアソフト。
お祭りを題材にしたミニゲーム集で、表題となっている「カタヌキ」の他、
ある程度プレイするとアンロックされる
「ヨーヨー釣り」と「ソースせんべい」の合計3本が収録されている。
最近dsiウェアで
パシャットバシットという合体事故みたいな史上最悪ソフトが出たものの、
それまでは「dsiウェアのクソゲーといえばカタヌキ」という意見が一般的で、
dsiウェア初期の作品ということもあってフリークの間では有名なのがこのソフト。
「200円でミニゲーム3本収録」というアドバンテージを持ちながらキツい低評価を喰らっているが、
何がいけなかったのか。
1本1本のミニゲームの詳細を見てもらえばわかってもらえると思う。
・カタヌキ画面右に緑色のゲージが表示されており、さらにその中に赤いマーカーが表示されている。
Aボタンを押し続けると赤いマーカーが上に、Aボタンを離すと赤いマーカーが下に移動する。
緑色のゲージが上下に動き続けるので、
赤いマーカーが緑色のゲージからズレないようにボタンの押し離しでうまく調節すると、
画面左に表示されたカタが自動でどんどん抜かれていくという内容。
・ヨーヨーつり画面右からどんどんヨーヨーが流れてくる。Aボタンを押すとハリを投下。
タイミングよくAボタンを押してヨーヨーをキャッチしていく内容。
難易度は激ヌル。とにかくヨーヨーのどこかにハリが引っかかれば釣り上げられる。
・ソースせんべい重ねられたソースせんべいにハリをぶっ刺すゲーム。
パワーゲージをAボタンで止めてハリを突き刺し、貫通したせんべいの分だけスコアになる。
パワーゲージMAXだとハリがせんべいを通り越して机を貫通して失敗になるので、
MAXのやや手前くらいで止めるのがコツ。
これおかしいよな。「イェイ!せんべいと一緒に机もゲット!」でいいのにさ。
DSのソフトでカタヌキのゲームなのにタッチペンを使わないという衝撃。
どれもワンボタンで遊ぶ底の浅いゲームで一昔前の携帯アプリみたいな内容。
久しぶりにプレイしなおしたんだけどやっぱりつまんねぇなこのゲーム!
単調極まりないゲーム内容でDSの機能を使ってるわけでもなく独自性があるわけでもない。
カタヌキなんかは操作とゲーム内容がかみ合ってない。
ゲージの上げ下げでカタが抜かれるってなんだそりゃ。
単純な面白さがあるとかじゃなくてホントにただただ退屈なだけよ。
一応タッチ操作も可能なんだが、下ボタンをタッチするとAボタンと同じ役割をするだけ。
3つのゲームをある程度遊ぶとおまけで花火の打ち上げが出来るが、
ボタンを押すと花火がドンと打ちあがるだけなので本当におまけ。
いいところはお祭りっぽい雰囲気がちゃんと出てることかな。
それぞれのミニゲームはもちろん、
ミニゲームプレイ中に無意味に上画面に表示されているこの画面も
なかなか雰囲気が出ているドット絵。
ミニゲームが収録されていないりんご飴や射的や焼きそばの屋台が映ってることに
少々モヤッとさせられる点を除けば評価出来る部分だ。音楽もそれっぽい。
画面見てるだけで不愉快な気持ちになるパシャットバシットや、
縁日っぽい雰囲気にやや欠けていたみんなの縁日に比べると、
カタヌキはまだ頑張っていたんだなと思わせられる。どんぐりの背くらべですがね!
お祭りの日にだけ特別に渡されるお小遣いを握り締め
ワクワクしながら出かけたあの頃の思い出…
徐々に聞こえてくる祭りばやし
夕暮れの中並ぶ提灯
神社の裏に集まる友達達
そんな思い出のいっぱい詰まったお祭りに出かけよう!ゲームを起動するとこんなちょっといい感じの文章が表示される。
内容を考えると
「いやー、お祭りってボッタクリでしたよねー」って言っているようにしか聞こえないぜ!
パシャットバシットや
ノックアウトピープルといった
カタヌキ以下の作品が何本か出た今となってはインパクトも薄れてしまっているが、
ゲーム自体は今遊んでもやっぱりひどいと思わせられる作品。
どうして縁日を題材にしたゲームってアレなのが多いんですかね……。
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