
スーパーヒーロー大戦Z見てきたぜー!
バトライド・ウォー記事のおまけとしてちょっとだけ感想を書くつもりだったけど
長くなったので単独記事で更新。
うむ……まあとりあえず悪ふざけだった前作よりかは大分マシにはなってはいたな……。
前作はジョーさんと海東さんが「なんでヒーロー同士が戦わないといけないんだ!」とか
うじうじしてる重苦しいシーンが大半で見ててあんま楽しくなかったし、
最後の敵がそれお祭り映画でやるラスボスでも展開でもないだろ!
って感じでイマイチだったんだが、
今回はライダー、戦隊、宇宙刑事それぞれのストーリーがあって、
小ネタやクロスオーバーを挟みつつ進行という流れでシナリオは多少良くなってはいる。
ちゃんと「ヒーローが団結して悪の組織に立ち向かう映画」にはなってるのでそこそこ満足。
ゴーカイシルバーこと鎧くんのキレ味のある生身アクションも見れたし、
所々でクスッとさせられるギャグもあったり。
2代目ギャバンも最初の戦闘のプロ失格レベルの失態を除けば熱い男でカッコ良かった。
何故かいるシャドームーンを除けば昭和怪人に絞ったメンバーで、
今風にカッコ良くなったスペースイカデビルや
スペース蜘蛛男がメインで構成されてるスペースショッカーは
純粋に「ショッカーのパワーアップ組織」らしさがあって良かった。
後半はいつも通り歴代最強怪人が使い捨てで出てくるけども!
ただ、各ヒーローの固有能力を生かした戦闘が
前作より格段に少ないせいでアクションはパッとしないし、
宇宙刑事サイドの扱いはマジ酷いし、
終盤の展開や演出はいつもと同じよーなノリだしで、やはり良作とは言い難い内容。
キョーダインのあのいい加減な扱いはバカにしてんのかよ?!
今回の宇宙刑事サイドは脚本の米村正二の
「ヒーローってのはあえて汚名を被ってでも自分の正義を貫くものなんだよ!
そこにいたるまでの経緯とかその他色々はやっつけに書くけど!」病の被害者でしたね……。
米村さんヒーローモノは毎回それじゃないですか。
ディケイドは言うまでも無く、
最終回付近で唐突にカブトのことを信じられなくなってカブトを悪者扱いにするガタックとか。
何十年もショッカーに洗脳されたフリしてた仮面ライダー1号2号とか。
まあレッツゴー仮面ライダーの1号2号は、
多分洗脳されたフリしてショッカーの作戦に協力しつつ影で人間を助けたりはしてたと思うけども。
ショッカーの破壊工作任務とかに参加して爆弾を仕掛けつつ
「すまない…今はこうするしか出来ないんだ!キミ達は逃げろっ!」と苦渋の行動をして人間を逃がす。
で、ショッカー大首領とかには
「デヘヘ……破壊工作には成功したんですが人間には逃げられちまいました~。
大首領様すいません(ショッカー大首領の靴ペロペロしながら)」
みたいにご機嫌とって何十年。
それで人類の間で「仮面ライダーは正義のヒーロー!」っていうのが密かに囁かれていて、
最後の復活劇に繋がったと俺はそう解釈してる。言っておくが褒めてないからなこれ!
今回の映画でディケイドの活躍シーンが10秒くらいだった上に本人声じゃなかったのは……。
まあ今回メインじゃないからしょうがない。
ディケイドのモブっぷりと、
「お前誰が変身してんだよ?!」ってくらいに野太い声で喋る仮面ライダーオーズを見て思ったね。
仮面ライダーバトライドウォーが本当に楽しみだなって!
前作の「スーパーヒーロー大戦」が「オールライダー 対 大ショッカー」ならば、
今回の「スーパーヒーロー大戦Z」は「レッツゴー仮面ライダー」。
宇宙刑事ファン以外なら、期待しないで見に行けばそこそこ楽しめるとは思う。
けど、いい加減もうちょっと色んな意味で素直なお祭り映画に出来ないのかなあ?
199ヒーローとかゴーカイジャーvsギャバンとかムービー大戦メガマックスみたいなさ!
そしてあの次回予告。あのヒーロー。
ギャバンを去年10月の新作映画で復活させて年明けてスーパーヒーロー大戦Zに登場させたが、
こんな感じでこれから毎年昔のヒーローを秋に復活させて
翌年の大戦に参加させる流れになるんだろうか。
とても不安だ……。
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昭和ヒーローが何人か客演したみたいですが、せっかくスーツを新調したのなら
それを使って真スーパーヒーロー対戦と言える「素直なお祭り映画」を
確かに観たいですね。