レゴシティ アンダーカバー チェイス ビギンズのレビュー行くぜ!
レゴ®シティ アンダーカバー チェイス ビギンズ|Nintendoレゴシティ アンダーカバー チェイス ビギンズは
2015年3月5日に任天堂から税別4700円で発売された3DSソフト!
お馴染み「レゴブロック」で出来た街を舞台にした3Dアクションゲームだ。
レゴブロックといえば俺も子供の頃に遊びましたよ。
レゴブロックを指でグッと押すと、指にレゴブロックの丸い跡が付くのがとても楽しかったのを覚えている。
元々海外で発売されていたTT Gamesの作品で、
2013年7月にWiiUで発売された「レゴシティ アンダーカバー」の前日譚でもある。
海外では同時期発売だったので、今回の3DS版は約1年半遅れの日本上陸となるな。
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WiiU「レゴシティ アンダーカバー」レビュー!このソフト自体が一つのおもちゃ箱!WiiU版に関しては以前絶賛レビューをしたのでそちらを参照。
ゲーム内容は新人警察官であるチェイスマケインとなり、
広大なレゴシティを舞台に犯罪者と戦う内容だ。基本はWiiU版と同じ。
本部からの指令に従ってメインストーリーを進めてもいいし、
無視してレゴシティをあちこち探索してもいい。そういう作りね。
とはいえメインストーリーを進めないと探索できない場所も多いのだが。
メインストーリーを進めていくと様々な職業への「変装」が可能となる。
変装できるのは警察官、ドロボウ、現場作業員、農場作業員、宇宙飛行士、鉱山作業員、消防士の7種類。
作業員が多いな!
消防士だと道を塞いでいる火を消化して先に進めたり、
農場作業員だとニワトリを使って軽く滑空出来たりする作りである。
ちなみに最初になれるのはドロボウだ!
金庫を開けまくり!ATMをステゴロで殴りまくって破壊も可能!
WiiU版のチェイス・マケインは色々ひどかったけど新人だったころから何も変わってなかったんだな……。
犯罪者を逮捕するためにあの手この手で仕掛けを解いていくストーリーはハチャメチャだが、
そこはレゴシティということでお子様でも安心できるレベルのアメリカンジョークで固められているぜ。
たまに黒すぎるネタもあったりするが……。
なんですか、その近づくとガイガーカウンターっぽい効果音が鳴り続ける燃料と、
放射能マーク付の防護服で身を包んだ人は。
3DSではあるが基本的なマップはWiiU版とほぼ同じでフィールドは広大。
主人公のチェイスマケインは警察官として犯罪者を追う緊急の仕事をしているので、
そこら辺を走っている車を自由にレンタル可能!
ボタン一つでお気に入りの車を徴収だ!
レゴらしく、あんまり他のゲームで見かけない車両を使えるのも長所だね。
歩いてる住人や車は大体元になっているレゴの商品が存在するので、
遊んでると実際のレゴが欲しくなってくるから困る。
隠しアイテムや特定の職業でしか調べられないポイントが街中に散りばめられているが、
主観視点のスキャンでマークをつけると地図で確認できるようになるのも親切。
通貨であるレゴスタッドを集めることで様々な特殊能力や新しい車両をアンロックできる要素もあり。
7つの職業の服装を自由にカスタマイズすることも可能。
とにかく、7つの職業でレゴシティを隅々まで調べまくろう!ついでに車も乗り回そう!着せ替えも楽しもう!
そのついでくらいに犯罪も撲滅しよう!というゲーム。
3DSでよくぞここまで!というくらいに広いフィールドを探索するのが楽しい1本だぜ。
欠点はストーリーがすげぇ中途半端なところで終わるところだな。
WiiUの前日譚とはいえ、ブツッと途切れるようにスタッフロールを迎えてしまうので消化不良感が凄まじい。
ストーリー自体も、なんか淡々と指定された犯罪者を逮捕していく流れが続くので単調に感じる。
クリアまでがチュートリアル!クリアして本格的な探索がはじまってからが本番!
なのはWiiU版も一緒なんだけど、3DS版は本当に「チュートリアル」って感じで……。
街にあるオブジェを連続でぶっ壊すとコンボが発生して稼ぎやすくなるシステムがなくなってるのも物足りない。
その分、あんまり稼がなくてもいいバランスにはなってるんだが。
ボイスが無いのも残念。
WiiU版はとにかく主人公であるチェイスのふざけたボイスが楽しかったんだけど、
3DS版ではイベントムービー以外だとボイス無しなので寂しいぜ。
あの「わるーい!(棒読み)」という一言で車をレンタルしていくチェイスが見れないとは!
WiiU版で初登場するハニーの声優さんを、モブの警官として出演させたのは◎。
レゴのゲームなのに漢字にフリガナが一切振ってないのはやや不親切かな。
WiiU版はフルボイスだからまだ良かったんだけども。
WiiU版は広大なフィールドをロード無しで駆け回れたが、
3DS版だとエリアごとにかなり長いロードが挟まるし、海など自由に移動できない場所も多い。
走っている車もかなり近くまで来ないと表示されなかったりもするが、
ここはさすがに3DSとWiiUなのでしょうがないか。広さだけでも3DS版は立派。
なかなか評価の難しい1本。
広大なフィールドを個性的な7つの職業で探索しまくる3DSの3Dアクションゲームとしては紛れも無い良作なんだが、
携帯機なのでいつでもどこでも警察官を操作して反社会的行動を取れるという手軽な点以外に
WiiU版と比べて勝っている部分も独自性を感じる部分も無いため、
どうしても悪い部分が目についてしまう。
かといって3DSソフトとして単品で評価しようとするとぶつ切りで後味の悪いストーリーが引っ掛かる。
うーむ、実に評価しづらい……。
WiiU版と3DS版が同時発売だったらまた違っていたかな。
この2機種を持っている人なら3DS→WiiUの順番で遊べば最高に楽しめるはず!
別にWiiU版から遊んでも問題はないけども!
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