絶対SIMPLE主義

映画のKINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV見てきたぜ！
9月にいよいよ発売されるＦＦ15のもう一つの物語を描いた2時間のフルCG映画！
ゲームの限定版にブルーレイが付属することも発表されている。
FF15買う予定の俺としてはせっかくだから見ておかないとな。

ニフルハイム帝国によってルシス国の王都が占拠され、
そこのイケメン王子であるノクティスが仲間のイケメン3人と一緒に車で逃げるのがＦＦ15本編。
で、王都はどういう感じで占拠されたの？を描いたのが今回の映画だ。



正規軍から疎まれている移民部隊の一人であるニックスが主人公。
王から魔法の力を借りているので強い！
ニックス、そしてノクティス王子の父親であるレギス国王による王都での激闘を描くエピソード。

上映館も少ないし、ちょっとしたスピンオフかと思いきや
映像の金の掛けっぷりがハンパじゃなくて凄かったぜ……。
もう完全に実写にしか見えない映像。

ＦＦ15に繋がるプロローグという位置付けなんだけど、
「ファイナルファンタジーの映画」としても「これが見たかった！」ってシーン多くて血が滾った。
冒頭、荒野を駆けるモンスターの群れと軍のバトルからして圧巻。
うおー！ベヒーモスだ！ベヒーモス来たー！ってなった。



FF15には剣を投げて刺さった場所にワープ出来るシフトというシステムがあるんだけど、
映画でもこのシフトを使ったアクションが最初から最後まで満載！
ワープして四方に飛び回りながら戦線離脱！とか、
敵の飛空艇に乗り込むために主人公率いる攻撃部隊が次々にワープ！とか、
崩れ落ちるビルの上をワープしながら敵のボスと激突！とか、
もう最初から最後まで使いっぱなしでめっちゃカッコいい。

こう、敵から逃げるために必死でワープしまくるとか、
ワープして移動した後に地面に転がったりするような
ちょっと泥臭い動きがちょいちょい挟まるのがまたイイ。

序盤の戦闘終わって次のバトルまでがちょっと長かったが、
一度転がりだしてからはもう止まらない。

舞台になっている魔法障壁で守られた王都は新宿をモデルにしていて、
新宿近辺に住んでいる俺としては「新宿じゃねーか！？」ってなるレベルで新宿なんだけど、
そのファンタジー新宿に銃で武装した敵の攻撃部隊や巨大メカの襲撃、
いかにも「ボスキャラ」って感じの全身鎧着ためっちゃ強い敵の将軍、
過去のFFに登場したあのモンスターの乱入、主人公の武器ワープラッシュ、
最終的に怪獣映画になってビルが次々にぶっ壊れながらの最終決戦にと、凄まじいテンション。

凄まじすぎて画面で何が起こっているのか分からなくなるところも少なくなかったが、
それでも目が離せなくなるほど映像の迫力に関しては文句無し。

そして主人公もレギス国王もとにかく強いしとにかくカッコいい。
綾野 剛の演技もキャラにあってて良かったと思うわ。
レギス国王のアクションもっと見たかったよ！
逆にヒロインのルナフレーナは忽那 汐里の演技のヘタさもあって色々残念な感じだったが……。

本編とリンクする内容だから主人公のニックスも本編に出てくるんだろうか。
出てきたらかなり感動するぞ俺は。

あと、ユニクロが協賛企業なので街にユニクロがあって、
FF15の世界のユニクロが何を売っているのか気になってしまったわ！
ミスリル製のフリースとか？
小ネタとしてはゲームセンターのポスターがずるい。
気になって話が頭に入らなくなったよあれ！



とにかくスクエニが、「今度のFFは剣を投げて刺さった場所にワープできるシステムが超面白いんですよ」
って言いながら気の遠くなるような予算と人員で観客を全員殴り殺すような映画だった。
最初から最後までこの武器ワープのカッコ良さをこれでもかと見せつけてくる内容。もはや暴力。

興行収入1億突破！とかニュースになってたけど
その程度じゃまったく話にならないくらい金掛かってるよなあ。
海外展開やBDで回収できるのかしら……。

FF15に続く形で終わるんだが、純粋にエンターテイメントとしてたまらん内容だったので、
爆発炎上するファンタジー新宿と
渋いオッサンのスタイリッシュなワープアクションに興味がある人は是非見てもらいたい！
これがキングスグレイブFF15だ！

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