お姉チャンバラR、彩、咲、レイコとノーマルでクリアして
ミザリーの途中で面倒になってきたので一旦飛ばして彩の難易度ハードでプレイ中
キャラが完全に個別だから、4人全員ハードで遊びたかったら
4人全員でまずノーマルをクリアする必要があるってのは面倒だね……。
ステージ同じだからダレる……。
さてさてお姉チャンバラR全体の感想をば。
まずリモコン操作。これは問題ない。
リモコンを振ってゾンビを斬るのはなかなか気持ち良いし、
最初は各種操作に違和感があるけどすぐ慣れる。
ただ、このすぐに慣れちゃうってのが良し悪しだねぇ。
リモコンを振ってゾンビを斬り倒す楽しさ。
慣れないリモコン操作に四苦八苦する楽しさ。
そういうのは最初だけだった。
これまでの「お姉チャンバラ」の操作形態をWiiに落とし込んだだけで止まっていて
ステージにも敵キャラにも目新しい部分が少ない
今作ならではというシステムもあんまり無くてCOOLもX以上に簡単なので、
操作に慣れてしまった時点で
いつものお姉チャンバラとあんまり変わんないなあという感想になる。
難易度も低いせいでちと物足りない。
個人的に今回はWiiリモコンだしCOOLが少しヌルいくらいは良いと思ってるんだけど、
ステージの方まで簡単だとさすがにちょっと。ステージの数自体も少ない。
フルプライスなのにステージもボスも数がXの半分以下で新規ステージが教会くらい。
後はゼロってのはいくらなんでもひどい。
Xも過去の使いまわしステージはあったが、それだけじゃあなかった。
シャチとかバイクとか新しいステージもあった。
……いや、ごめん、シャチとバイクは忘れてくれ。
簡単でステージが少なくても楽しめるような、
目新しい新要素があればまた違ったんだが……。
新要素の咲の撲殺モードと投げはマジで楽しいよ。物凄く楽しい。
前後左右に自由自在に投げられる上に投げた敵には攻撃判定があるため、
敵の群れのド真ん中でポイポイ投げるのが凄い気持ちいい。
拳でゾンビをボカスカ殴るのも楽しい。
もちろん拳でCOOLも出せる。食らえCOOLパンチ!すばらしい。
でも物足りなさを埋めるほどではないし、
逆に言うとここくらいしか胸を張って「前作より良い!」と呼べる要素が無い……。
彩の二刀流は操作に慣れても感覚的にやり辛いし、
レイコのリモコンでのポインタ銃撃も中途半端。
画面中の好きなところを撃てるように見せかけて、
実はレイコが向いている方向にしか撃てない。
たとえばレイコが左を向いている時に画面右をポイントして銃を撃っても、
レイコは弾を自分の正面にしか撃たない。
なので、画面手前に移動しながら画面奥を攻撃とかも出来ず、
自由自在な射撃とは程遠い。
じゃあ普通に敵をロックオンして射撃でいいやという結論に……。
パッと思いついたのをそのまま入れたんだろうなぁこれ。
個人的に物凄く期待してた「挑発」も中途半端で、
使っても使わなくてもそんなに変化ないという印象。
もっとこう、使った瞬間に驚くほどのスピードと物凄い攻撃力で
ゾンビが弾丸のように襲い掛かってくるような、
それをギリギリで回避しつつCOOLを叩き込んでいくような
そういうスリルあるシステムになるのを期待してたんだけどなぁ。
これなら初級者は普通にプレイ、上級者は挑発しまくりプレイで、
難易度も丁度良くなったと思うんだけど、
現状だとあってもなくてもあんまり変わらない。
「ザコさんこっちらっ♪」とか、ヤケに可愛い声を出して
ノリノリで挑発する彩は盛大に吹いたけどさ。お前誰だよ!
咲の「イきたいのはどいつだ?」も色々と良い。これは聞くべき。
やっぱりこれはあった方が良いな。うん。
シナリオは相変わらず投げっぱなしで、
なんかいつか出る続編への複線を張っただけな内容。
どっちかって言うと外伝かなんかでやる話だよなこれ。新キャラいないし。
でもレイコシナリオは結構面白かった。
Xの「ゴミのような扱い」という言葉以外に
形容する言葉が見つからないくらいに無神経な酷い扱いから一転して、
なんか本物のレイコ先生の「教師」っていう設定が
微妙にフィードバックされているようにも感じられて。
彩との会話も悪くなかったな。
あとレイコシナリオは「ゾンビ、そして忌血とは何か?」という、
これまでうやむやで進んできた疑問について、
レイコさんが長い長い説明台詞で説明してくれるんだが……。
これがその方向に風呂敷を広げちゃダメなんじゃねぇの?!
という感じで……。
良いとか悪いとかじゃなくて、そんな設定にしちゃって大丈夫なの?!
という心配をしてしまう……。
このまま行くとお姉チャンバラは罪と罰みたいな世界観になってしまうような。
それはそれで面白いかもしれないが。
散々描いたけど面白くないわけじゃないんだよ。
コンボを繋いで血をブシャブシャ飛ばしながら
ゾンビの手を頭を胴をズバズバ斬り飛ばしていくのは気持ちいい
「お姉チャンバラ」なんだから
コンボの連続でゾンビを斬るのがつまらないわけがない。
ただ、やってることにホントに代わり映えがしない上に
ザコもボスもステージも使いまわしばかりなんで、これなら360持ってる人はX、
PS2持ってる人はチャンポンで十分という話になるんだよなぁ。
クエストの数はシリーズ最高だけど、
それはキャラ別、ステージ別に分けられていて手間がかかるだけで……。
あんまり埋めていく気にならない……。
なんというか、
レボリューションなんて副題の癖にシリーズで一番前作から進化してない。
Wiiを持っていてお姉チャンバラを遊んだことの無い人への紹介ソフトというか。
お姉チャンバラライトとかお姉チャンバラエコノミーとか
お姉チャンバラホームエディションとかそんな感じ。
COOL簡単だし難易度もヌルいし。
でも一番的確だったのは某所で言われてた「お姉チャンバラリサイクル」だな。
的確にもほどがある。何もかもがリサイクル商品だよこれ。
Xは「SIMPLE価格で出来ない内容ではあるけどフルプライスは少し高い」
って内容だったと思うけど、今回はもう「これSIMPLEシリーズでしょ?」って内容。
悪い意味でタムソフトらしさが出まくってるね……。
音楽だけは相変わらず完成度高い。衰えを見せないタムサウンド。
ちとアレンジ曲が多いかな?とは思ったが、ここはもう文句なし。
サントラの最後に入ってる、ゲーム中の効果音やボイスも使用したリミックス。
これも色々と遊びのある内容で面白かった。
お姉チャンバラでこういうのは新鮮だなぁ。
「遅い!」「飛べぇ!」「遅い!」「遅いっ!」「遅い!」「いけぇっ!」
「どうしたぁ!」「遅い!」「なめるなぁ!」「遅い!」「遅いっ!」
「よけれるかぁ?!」「お姉ちゃん?!」
「やだもう……これなんとかならないかしら……」
何やってるんですかキミらは。
まあ、一通り隠し要素を出すまではやり込むさ。せっかくの新作だし。
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