絶対SIMPLE主義

女神転生シリーズは真・女神転生１と２（SFC版）、真・女神転生if（PS2版）、
ソウルハッカーズ（SS版）、ラストバイブル１・２・３、ペルソナ１、NINEと、
結構昔から遊んでるんだけど、
ちゃんとクリアしたのはラストバイブル3に続いてこのライドウが2本目だったりする……
先に進めないとか面白くないとかじゃなくて、
なんか中盤くらいでなんとなくやる気がなくなって放置ってパターンが多いのよね。
もしかしたらメガテンは俺の性格に合ってないのかもしれない。
ソウルハッカーズは終盤でデータが吹き飛んだんでまた違うんだがね……。
くそっ、これだからセガサターンのパワーメモリーは！

で、ライドウ。
シリーズ初のアクション戦闘は仲魔が1匹しか召還できなかったり、
アクションのバリエーションが乏しかったり、カメラが見づらかったり、
属性の弱点を攻撃が強すぎたりと底は浅いし、
これまでのシリーズのウリだった悪魔との交渉はなくなって、
「弱点の属性で攻撃して動きを止めたあとボタン連打で捕まえる」
という形式に変更されているのでこれまた物足りない。

難易度も全体的に低めでラスボス以外では詰まらなかったし、
おつかいイベントもかなり多い。
かなりっていうかこれが凄い。FFでもここまで露骨ではないんじゃないか？
ってくらいにおつかいイベントの連続。
ダンジョンもヒントが出る上にどこも単純な構造なので迷わない。
が、特定の仲魔が居ないと進めない箇所が頻繁にあったりするので少しイライラ。
シナリオとキャラの掘り下げもどうにも甘い感じ。

そういうわけで評判が分かれているのも頷けるんだが、
最近ＲＰＧをじっくり遊んでなかったせいもあって個人的にはかなり楽しめたなぁ。
単純な戦闘と低い難易度と単純なダンジョンは
サクサク進めてこれはこれでアリだとは思うし
舞台になっている「大正二十年」という世界観が素晴らしい。
ライドウのカッコ良さが並じゃねぇのもあるが、
街の造詣や音楽が雰囲気バッチリでもう最高。
終盤のトンデモ展開も個人的にはアリっていうか大好き。
ラストダンジョンやラスボスの設定含めてド直球で超ツボだったぜ。
ラスボスすげー！日本刀一本で突っ込んでくライドウもすげー！
シナリオのせいでイマイチ盛り上がりきらなかった部分はあったものの、
テキストやキャラや演出や雰囲気自体は良かったと思う。
ラスボス直前の通路の横に居るキャラとの会話はちょっとグッと来たし、
後半のイカしたムービー入りで殴り倒されるラスプーチン、
ゾンビーケンペイの「敬礼！」、イッポンダタラのコンニャク連呼とかは大笑いしたわ

部分部分の盛り上がりはあるし、テキストはなかなか味があるんだけどなぁ。
システムとシナリオ含めて色々と勿体無いぜ。
続編の構想はあるとか無いとか聞いたから是非出して欲しいな。
その時はワゴン特価780円じゃなくてちゃんと定価で買いたいと思います……。

さて、次は積んでたアバタールチューナーの方をやってみるかな。
こっちはアクション要素の無い純粋なＲＰＧか。よし。