絶対SIMPLE主義

死力を尽くしてSIMPLEシリーズを応援するブログ

見たか本気のケムコパワー!「ソーサリーブレイド」!

DSiウェアのアクアリオとデコードを買ったぜ。
いいね、こういうのがDSiウェアだよな。こういうのでいいんだ。
そのうちレビューする予定。WiiウェアとDSiウェアはプッシュしていくぞ。
しかし今はリゾードを年内クリアしなければ。
アクアリオとデコードってなんかポケモンの名前みたいね。

シュータントのお次はソーサリーブレイドの感想。
我らがコトブキシステムことケムコがお送りするwiiウェア初の本格RPG!
お値段は1000ポイントだ。
火星を舞台にしたSFRPGで、
携帯アプリで配信しているシリーズの最新作らしい。
と言ってもシナリオは完全に独立しているし、
続編を作れそうな複線は残っているが、話自体は完結しているので
携帯アプリのシリーズを知らない俺でも大丈夫だったぜい。

グラフィックはドリームキャストレベルでモーションのデキはあまり良くない。
シナリオもかなり簡素。ダンジョンの構造も単純で、謎解きみたいなものは皆無。
システムもオーソドックスなコマンド式のRPGだが、
テンポの軽快さとゲームバランスが実にいい。
wiiウェアだから当然とも言えるが、ゲーム中の読み込み時間がゼロ。
レスポンスも軽快で戦闘のテンポもいいため、ストレスなくサクサクと進められる。
どこでもセーブできて、
全滅しても経験値を引き継いでセーブした場所から再開出来るのも親切。

難易度も序盤こそ簡単だが中盤に差し掛かる頃から徐々に敵が手ごわくなってきて、
ボス戦は気を抜くと全体攻撃であっさり全滅させられる。
スピードアップ→全体攻撃2連続のコンボとかも平気で決めてくるので、
ステータスをダウンさせるスキルを持った武器をマメに使わないと死ぬ。死んだ。
適度に歯ごたえがあり、それでいてテンポを崩していない。
バランス調節はかなり丁寧だ。

3人パーティーだが仲間2人は自動で行動するため、
AIのクセも考慮して立ち回らないと回復が追いつかなかったりする。
回復担当の980Rは主人公のHPが低いと強力な全体回復スキルを使うが、
逆に主人公以外のHPが低い時は弱い回復スキルしか使ってくれなかったり。
ある程度指示は出せるが、大雑把なのであまりアテにはならない。
ここは不親切と指摘される点かもしれないが、
俺はAIのクセを考慮して行動するのが楽しかったな。
このHPだと980Rが強力な回復スキルを使ってくれない。
でも次のターンに全体攻撃が来たらNPCのどっちかが危ないから、
ここは主人公に回復アイテムを使わせた方がいいな!とかね。

武器の収集要素も面白い。いや、武器の収集要素が面白い!
剣、斧、ブーメラン、杖、刀など、
装備すると使用可能になる固有のスキルを持った武器が100種類存在。
手に入れるにはザコを倒した時や宝箱などから手に入る素材が一定数必要になる。
なかなか手に入らないレア素材や、宝箱からしか入手できない素材などもあり。
この要素のおかげで戦闘が楽しい。
テンポが良いのでレア素材を求めてひたすらバトルするのが苦にならないぜ。

武器のスキルは単体への属性攻撃や全体攻撃などのオーソドックスなものから、
ステータス異常を防ぐ、1回だけ敵の攻撃を完全に防ぐなどのトリッキーなものまで
色々な種類があり、戦闘中にターン消費なしで装備変更も出来る。
さらに、スキルを使う時に消費するポイントは武器固有。
強力なスキルの武器はボス戦に温存しておいて、
ザコ戦は弱い武器を使っておく、などの使い分けも必要にもなるので、
新しい武器をどんどん作りたくなる。ここは上手いバランスだ。
弱い武器でも鍛冶屋で鍛えまくれば終盤でも大分使えるようになる。

武器と武器のスキル名がいかにもな名前ばかりなのは個人的に好き。
「覇獣爪ロメガライゼン」とか「氷棺剣リフラトランジュ」とか
「爆暴斧アスタロト」とかいいじゃないですか!このセンス!
かと思うと最強の斧のスキル名が
「ギガンティックマキワリ」とかこれまた素敵な名前だったり。
いいなあ、ギガンティックマキワリ。はっきり言って弱いけど。
敵単体への即死攻撃なんかボス戦でつかえねーだろが!

武器は全部違うグラフィックが用意されているのにも感心したな。
「武器集めが重要なゲームだからここはこだわる!」ってことかね。

武器を鍛える時のリモコン使ったミニゲームと、
戦闘でスキル使う時にリモコンで図形を描くと
ダメージアップとかの要素はちと微妙だが、まあ許容範囲。
一応どっちもスキップ出来るしね。

ただ、ダンジョンでミニマップに宝箱のマークが表示されないのと、
ダンジョンから脱出するアイテムやスキルが無いのはどうにかして欲しかったかな。
カメラが微妙なんで宝箱取り逃しやすいのよね。
ダンジョンもう一度探索しなおさなきゃならなくなるからちと辛いぜ。

シナリオは簡素と書いたが、
キャラがちゃんと立っているから(特にナインがいい)それなりに面白いし、
えらく強引に話が進んだり、あっさりキャラが死んだりするのは
どこかSFC時代のRPGを思わせる雰囲気でこれはこれでアリ。
このゲームに関しては、
長々と会話デモ挟まれるよりはこのくらいポンポン進んだ方がいいわ。
エンディングのラストカットはある意味凄い。
いまどきこんな演出パロディでしかやらないだろうに、大真面目にやるんだもの。
そういうとこ嫌いじゃないぜ。
ラスボスの適当さだけはさすがにどうかと思いますけどね!
ゼノサーガエピソード1のラスボスよりひどいぞあれは。

俺のクリアレベルは45で、クリアまで大体8~10時間といったところだが、
さらにその後は隠しボスのいる隠しダンジョンがいくつも出現するというボリューム。
しかも俺はまだそこまで行っていないが、
最後の隠しボスはレベル99でも苦戦する強さだったり、
100種類の武器を全部集めるとエンディングが変わるなどの要素もあるらしい。
1000円でよくここまでと感心するわ。
クリアしただけだと武器は半分くらいしか集まらないから、クリア後からが本番だな。

グラフィックやシナリオ、音楽などチープさはあるが作りは丁寧。
戦闘が楽しい。ボス戦で苦戦するのが楽しい。
アイテム集めが楽しい。経験値稼ぎが楽しい。テンポが良い。
1000円という範囲内にRPGの面白さをきっちり収めてる一品だ。
ボリュームも十分。
絶賛……とまでいかないが、これは賞賛に値する作品。
なんかこう、遊んでいて安心するんだよねこのゲーム。
主張しすぎないストーリーとか、経験値稼ぎしてるだけで楽しいところとか。
なんだか懐かしい気持ちになれる。
ある意味「THEはじめてのRPG」に通ずるものがあるのかもしれない。
なかなかやるじゃねぇかケムコめ。これは面白いぞ。
サクサク楽しめるRPGがやりたい、という人にはオススメだぜい。

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[ 2008/12/29 11:38 ] Wiiウェアレビュー | TB(0) | CM(11)

人類創世記をサバイブせよ!「SHOOTANTO ~過去編~」

wiiウェアのレビューが溜まっていたので消化しておこう。
まずはシュータント過去編だ!

開発は有限会社グランプリ。
ちっぽけラルフの大冒険やボクサーズロードのスタッフが立ち上げた会社で、
はじめの一歩のゲームはほとんどをここが製作している。
俺が東京ゲームショーの大会に参加したはじめの一歩DSもここだ。
はじめの一歩DSは今月発売なのに、
ソフマップでもう1980円に下がってて年末商戦怖いなって思った。
買えばよかったかな。
秋葉だとレッツタップももう2980円になってたぜ。年末商戦怖いな。

シュータントの話に戻ろう。お値段は600ポイント。
ジャンルはガンシューティングアクション……っていうのかな?
操作系統はガンシューティングだが、自キャラが画面内に表示されており、
そいつを操作して敵の攻撃を避けつつ攻撃する必要がある。
罪と罰とかダイナマイトデュークとか銃武者羅ああいうのね。
とは言ってもこのシュータントは完全な固定画面のゲーム。
画面外から出てくる敵をひたすら撃ち倒しているとボスが登場。
そいつを倒せばクリアーだ。全6ステージ。
ゲームは原始時代から始まり、
ステージをクリアしていくとサルから人間へと進化していくのだ。
弾速や弾の軌道、サブウェポンの威力に、
移動しながら弾が撃てるか撃てないかなど、
キャラごとにかなり一長一短があるので使い分けてみるのも面白い。
やりこんでみると最弱っぽいサルが意外に強かったり。

操作はヌンチャクで移動、緊急回避、ズーム。
リモコンでショット、ボム的な扱いのサブウェポン、照準を行う。
ショットはソフト連射なのでボタン押しっぱなしでOK。
気付かずにボタン連打してた俺のようにはなるなよ……。
ちょっとした縛りプレイでイージーとノーマルクリアしちまったぜ。

ゲーム的にはガチガチの覚えゲーというよりはアドリブ重視だね。
緊急回避を挟みながら敵の攻撃を避けながら、とにかく敵やオブジェを破壊しまくる。
アイテムが出たら即ゲットしてまた撃ちまくり。
連射アイテムを取るとマシンガン並みの連射力になるのが実に爽快。
緊急回避は優秀なんだけど、転がった後にスキが出来るので多用は禁物。
難易度ハードとかだと、本当にギリギリの時に使わないと逆に死ぬ。
全6ステージと書くと少なく感じるが、難易度は結構手応えがあって、
ノーマルでもなかなかの手ごわさだ。最初に遊ぶ時はイージーがちょうどいい。
ハードはマジハード。ザコもボスも堅い!敵の攻撃が凄い!
その代わりにアイテムの性能が上がっているのでプレイヤーも強い!でも死ぬ!
いい調節だ!

通常モードはステージを進めるごとにキャラが自動的に進化していくが、
好きなキャラを選択して好きなステージを遊べるエクストラモードも存在するし、
データモードでは自分のプレイ履歴をかなり細かく見ることが出来たりで、
かなりやり込める内容になっている。内容が単純なのもいいね。サクッと楽しめる。
音楽もいいぞ!コテコテの「ゲーム音楽」って感じがイカしてるぜ。

あとこのゲーム、背景をぶっ壊せるのがかなり気持ち良い。
一見背景に見える部分すべてに当たり判定があるので、
攻撃を当てていけばモリモリと破壊できる。
破壊力のあるサブウェポンで一気に壊すとさらに気持ちいい。
ジャングルステージだったのにクリアするころには原っぱになっていたとか、
城砦ステージだったのにクリアするころには原っぱになっていたとか、
そんなことがこのシュータントでは起こりうるのです。

なかなか爽快で良いゲームなんだが、
攻撃方法が「石を投げる」「槍を投げる」という設定なため、
ショットが発射して敵に当たるまでラグがある。
ショットもまっすぐではなく、放物線を描いて飛んでいく。
まああんま細かいこと考えずに撃ちまくればいいんだけど、
慣れるまではちょっと気持ち悪くて微妙に遊び辛く感じる。3Dだしね。

ズーム機能もあんまり必然性を感じない。
遠くの敵を狙うことが出来るんだが、狙いつけてるヒマがあんまりないし、
普通にバシバシ撃って倒しちゃった方が早い。
これならズーム機能削って敵をもっとデカく表示してくれた方が遊びやすかった。

背景っぽいものをガンガンを破壊できるのが楽しいと書いたが、
逆に言うとどれが破壊できるのかちょっと分かり辛かったりする。
1発で倒せない敵に弾を当てた時の効果音とエフェクトが微妙なせいもあって
「これは破壊できるのか?」「これは本当に当たっているのか?」と思うことがあったり。
顕著なのがステージ4。ボス戦が分かり辛いんだよなあ。

あとまあ、グラフィックがメガドライブか何かのアクションゲームを
そのまま3D化したかのような濃さで、
敵もトカゲ人間とか恐竜とか歩くキノコとか
変な鳥とかデカい虫とか魚とか火を吐くマルマジロとか
実に前時代的な「敵キャラ」揃いなんでかなり好き嫌いは分かれそう。
俺は大好きだけどね。
いかにも「ゲーム!」って感じの音楽にもマッチしていてどこか懐かしい。
大昔のアーケードゲームがタイムスリップしてきたかのようだ。

個人的にトカゲ人間の歩きモーションはかなり気に入ってるぜ。
なんかこう、「ちょっと通りますよ」って感じで、
こっちに背を向けたまま画面外からヒョイっと出てくるのがツボだ。
なんでアイツはあんなにのんびりしてるんだよ!

固定画面で演出らしい演出も無く、
グラフィックもパッとしないしで地味ではあるんだが、作りは丁寧。
とにかく撃つ!とにかく避ける!という単純で気持ちいいゲーム性と、
高難易度での歯応えを併せ持った良作。こういうゲームは凄い好きだよ俺。
リモコンのポインタ操作で狙いをつけて撃ちまくり壊しまくりなゲーム展開は
なるほど「SHOOTANTO」だなと納得だ。

サルの攻撃は投石に見えるが、よく見ると尻からウンコを出して投げていたり、
取ると68000点入るボーナスアイテムがX68000だったり(指摘されて知ったが)、
楽しんで作ってる感じがしていいねこのゲーム。
ボクシングじゃないゲームも作りたかったんだろうなあ。

公式サイトではwiiウェア人気ランキングトップ10入りを記念して壁紙も公開中。

http://www.gp-games.com/products/stt_past/shootanto_top.html

トップ10入りがよほど嬉しかったのかな。しかし微妙な壁紙だ!
設定しました。

600円という値段を考えれば十分にオススメ出来る良いゲーム。
多少とっつきにくさはあるが、単純だからすぐ慣れる。
君も今すぐダウンロードしよう!
そして大自然や巨大な敵と戦い、人類創世記をサバイブするのだ!

過去編が配信される前から続編の未来編が配信されることも決定している。
やっぱSFっぽい感じになるのかなぁ。武器はレーザーガンとかだろうか。
過去編が面白かったから未来編も楽しみにして待っているぜ!
頑張れグランプリ!


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[ 2008/12/29 04:35 ] Wiiウェアレビュー | TB(0) | CM(4)
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