タワーオブゴッドクリアしたのでレビューを!
公式見て60ステージくらいあるのかと思ったら普通に40ステージでした……。
いや40でも十分だけどさ。
いざ!かけあがれ!タワーオブゴッド公式いざ!かけあがれ!タワーオブゴッドは、
トムクリエイトが配信するジャンプアクションゲーム。
お値段はいつも通り200円だ。
トムクリエイトと言えばGジェネシリーズとコードギアスRPGが有名だったが、
すっかりdsiウェアの常連メーカーになったな。
呪われた悪魔の体を持つ主人公が、
人間になるために登りきると願いを叶えて貰える神の塔に挑むというストーリー。
聖なる力で満たされた塔の中では主人公の体力がゴリゴリ削られていくので、
命が尽きる前にとにかく登りきらなければならない。
こんな設定なのに「いざ!かけあがれ!」とか能天気なタイトルつけないでくださいよ!
後戻りできない上に駆け上がらないと死ぬんですから!
ゲームとしてはオーソドックスで、
足場や仕掛けを乗り越え、敵を回避しながらひたすら上へ上へと進んでいく。
攻撃は出来ない。時間経過で主人公の体力が減っていくので、
落ちている回復アイテムを確実に回収しながら進む必要がある。
仕掛けは滑る床や一定感覚で出たり消えたりする足場に見えない足場や動くリフトなど。
敵は足場を往復するスライムや上から攻撃を仕掛けてくるクモなど。
かなり種類は豊富だ。
似たような画面ばかりが続くが、きっちりステージごとに差別化はされている。
このゲームで秀逸なのが飛行機能。
体力の消耗がさらに激しくなるが、ボタン一つでいつでもどこでも飛行することが出来る。
これで
「移動するリフトに一定間隔で消える床にトゲの床だと?!
ハハハ!配置ご苦労サマッ!遠慮なく楽しませてもらうよ明智くん!(空を飛びながら)」
とかやるのが実に楽しい。自分の意思でめんどくさい箇所をすっとばせるのが爽快。
体力の消耗はかなり激しい上に、絶対に飛行しないと進めない箇所もあるため、
ガンガン使ってるとすぐにあの世行きになってしまうが、
残り体力と回復アイテムの配分をしっかり考えれば問題はなく、かなり使いやすい。
1ステージは1~2分くらいだが、
全40ステージと200円のゲームとしてはなかなかのボリューム。
初見殺しが少なめで前述した飛行パワーがあり、一撃死も無し。
リフトやブロックに「ぶらさがる」ことも出来るためかなり遊びやすい。
かといって簡単過ぎるということもなく、
油断してると途中で体力が切れてゴールまでたどり着けないなかなか絶妙なバランス。
ポイントポイントの見切りじゃなくて、
ステージ全体を通してのムダな動きの少なさが要求されるゲームかな。
中盤を過ぎるとトリッキーな動きで飛行するローパーも登場。
塔は塔でもドルアーガの塔だったか!
欠点はピンチになった時とゲームオーバーの音楽が
同じくトムクリエイトが出したアースセイバーの使いまわしなのと、
似たような地形がちょこちょこ出てくる点かな。
もうアースセイバープレイ済みで
何度も何度もゲームオーバーになってあの曲を聴いた俺だと気になって仕方が無い!
つい「隕石!?ラインは!バードラインはどこだ!宇宙船は!」って探しちゃう。
雰囲気とも少々ミスマッチ。
地形はまあステージ数多いからしょうがないし、
仕掛けとか敵とかで変化をつけてるから問題ないんだが、少し気になったかな。
あと、あの取ってつけたようなエンディングはちょっと……。
何そのベタ過ぎる設定。素直にめでたしめでたしでいいのに。
200円で買えるdsiウェアの中でもかなり良く出来てる1本。
dsiウェアの200円ジャンプアクションだと10秒走とジャンプ検定があるが、
あちらがジャンプアクションの核となる魅力だけを
ゴリッと切り出した必要最低限の作りなのに対し
こっちは200円でちゃんとした「ジャンプアクションゲーム」になっている。
10秒走とジャンプ検定がシャケおにぎりならこちらはシャケ弁当。値段は同じだ。
10秒走とジャンプ検定も面白いし、
ストイックでまた一味違ったゲーム性になってるんだが、
俺はタワーオブゴッドが一番楽しめたなあ。
スーファミ時代のアクションゲームを思わせる手触りで実にいい。
シンプルな内容ではあるが、200円なら十分なボリュームと完成度。オススメだぜ。
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