ニンテンドーDSiウェア【ゾンゲリパニック】公式サイト全難易度でクリアしたので、
2月16日にジースタイルから500ポイントで配信されたばかりのdsiウェア!
ゾンゲリパニックのレビュー行くぜ!
内容は最大4人での協力プレイに対応したアクションシューティング。
重火器を使ってとにかくゾンビを撃ちまくる!という単純明快なゲームで
操作は十字キーで移動、ABYボタンでメインウェポンとサブウェポンの発射。
LとRボタンでキャラを回転させて方向転換。
十字キーでキャラ動かしてLボタンとRボタンで攻撃の狙いをつけるタイプ。
個人的には進行方向がそのまま攻撃の向きで、
LRボタンで向きの固定が出来た方が遊びやすかったんだが、
オプションでもここは変更できなかった。
ステージは全3ステージで、難易度はノーマル/ハード/スクリームの3段階。
使用できるキャラは4人だが性能とモーションに違いはない。
ゲーム中、「特定のゾンビを○○体倒す」「難易度○○でボスを倒す」
などの特定の条件を満たすたびに称号が解禁される
サバイブレコードというやりこみ要素もある。
dsiウェア初のゾンビゲーで、ゲームとしても面白そうだし
公式のB級テイストもなかなかツボだったので期待してたんだが……。
なんつーか、悪い意味でノリだけで作ったような内容だったわ。
ショットガンや火炎放射器などの多彩な武器があり、
1人プレイでも倒れているNPCに近づいて救助することで
そのキャラと一緒に最大4人で戦えるなどの要素は良い。
ただ、ゲームの目的が「ゾンビを一定数倒す」のみで、
ゾンビはプレイヤーキャラの近くにどんどん湧き出してくるため、
結構な広さがあるステージも仲間を探す時に軽く歩く程度で
まったく生かされていない。
ショットガンや火炎放射器などの強力なサブウェポンは
弾数制限があってドラム缶を壊した時に出現するが、
一定時間ゾンビを倒した時に挟まる休憩時間でも手に入るし、
仲間と一緒に戦っているだけでも仲間がポイポイ武器をくれるので緊張感が無い。
初期装備のハンドガンで戦う場面はほとんど無かった。
公式見たらキャラは面白そうだったけど、
実際はほんのちょっとだけステージの間にセリフがあるだけで、
エンディングすら無しというガッカリっぷり。
思わせぶりなセリフばかりのヤスヒロはのあの後どうなったんだよ?!
スタッフがモデルっぽいヤスヒロは!
一応のエンディングすらなくメニュー画面に戻るから凄い消化不良。
基本的に仲間と一緒に一箇所に固まって、
どんどん出てくるサブウェポンを拾いながら
周りに沸いて来るゾンビをチマチマ撃って行くだけのゲーム。
エフェクトもショボいせいであんまり爽快感もナシ。
3つあるステージはどれも代わり映えしないし難易度もかなりヌルい。
最高難易度のスクリームでむしろ難易度ノーマルってくらい簡単で、
結局全クリするまで一度もゲームオーバーにならなかった。
やっぱアイテムが多すぎるせいだな。
とにかくプレイがひたすらに単調でプレイにメリハリがない。
難易度を上げても敵の数と攻撃力が強化される程度だ。
全ステージ全難易度制覇の特典も何もない。
ゾンビを倒しても得点とかそういうのも無し。
敵キャラや武器やサバイブレコードの1個1個に解説があったり、
プレイヤーキャラ4人がやたらアクの強いキャラばかりだったり、
公式トップに謎の実写ムービーがあったりと、
スタッフは割とノリノリで作った感じはするんだけど、
ほとんど意味の無いステージ、単調なゲーム目的。
バランスの取れていないアイテムと、
「ゾンビを銃で撃ちまくるゲーム作ろうぜ!」っていうノリだけで作っちゃった感じがするなあ。
それっぽい要素とそれっぽいシステムを放り込んだだけでまったく練られてない。
ゾンビは何種類かいて攻撃方法で個性はしっかり出しているし、
ショットガンやら地雷やら手榴弾やら火炎放射器やらをガンガン使って
ゾンビをガンガンやっつけるゲームなので、それなりに楽しめはするんだが、
基本部分のボリュームも無いし500円と考えてもちょっと厳しい内容。
「これだ!」と言えるような、何か核になるようなシステムが一つあれば
それだけで全然印象が違ったと思うんだが……。
同メーカーが以前出した瞬間!ジャンプ検定や瞬間!プチプチ検定に続いて
練りこみがあと一歩足りないゲームだったぜ。
いっそ「瞬間!ゾンビ検定」ってタイトルで
短時間で遊べるゾンビゲーにするとかの方が良かったかも。