登場キャラは仮面ライダーが龍騎(通常/サバイブ/ブランク)、ナイト(通常/サバイブ)、ゾルダ、
王蛇、シザース、ゾルダ、ガイ、ファム、インペラー、ベルデ、オーディン、タイガ、リュウガ。
ミラーモンスターがメタルゲラス、ボルキャンサー、
デストワイルダー、ゼブラスカル(アイアン/ブロンズ)、ギガゼール、メガゼール。
番組放送中の発売にも関わらず13ライダーがすべて登場!
ver違いを含めれば総勢23キャラとかなりのボリュームだ。
発売時期の問題でオルタナティブが出てないがまあしょうがない。
このゲームの発売から10年経ってその間にライダーゲーも沢山出たのに、
未だにオルタナティブが使えるゲームが存在しないのは泣けるが……。
モードは龍騎を操作してストーリーにそって戦うチャレンジモード
キャラクターを自由に選択してCPUと戦っていく1Pバトルモード。
バトルで手に入れたポイントでカードをゲットするカードゲットとカードギャラリーなど。
トレーニングモードは無くなってしまった。
メインとなるチャレンジモードは神埼のお兄ちゃんが例の耳鳴り音付きで指示を出すので
それにしたがって戦っていく。龍騎以外は使えないのでほぼチュートリアルだね。
あとはバトルモードでひたすら戦い続けるだけだ。戦え……!戦え……!
基本操作は○ボタンで小攻撃、×ボタンで大攻撃、△で掴み攻撃、□ボタンでカード使用。
R1ボタンでカードのセレクトだ。
カードはソードベントやストライクベントだとデモが挟まってパワーアップ。攻撃方法が変化。
アドベントはデモが挟まって強制ダメージ。
相手の体力を減らすと本編の挿入歌である「果てなき希望」が流れて
ファイナルベントが使用可能になるという原作再現。
アドベントとファイナルベントを相手に使われたら
指定されたボタンを連打することでダメージを軽減できるが、
大ダメージを食らうのは回避できない。
格闘ゲームとしてはアギトより単純な内容になって動きやコンボも含めて大幅に劣化。
ある程度体力削ったらアドベントとファイナルベントぶっ放しで勝負が決まっちゃうし、
グラフィックも前作より少々ダウン。ステージクリア時の演出も前作の方が凝ってた。
が、収録キャラ数は多いし必殺技や効果音やモーションの再現度も当時としては上出来。
さすがに放送当時まだカードやファイナルベントを見せていなかったライダーは
ほとんどがゲームオリジナル技になっているけどね。
仮面ライダーオーディンの
「ファイナルベントがゴルトフェニックスに協力してもらっての頭突きアタック」
は今でもネタにされることの多い技。
「勇気さえあれば誰でも英雄になれるッ!」「ミラーワールドは僕が閉じるッ!」
と爽やかに叫ぶタイガの勝利セリフもなかなか……。
序盤のライダーは再現度が高く、
特に王蛇はベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバー、ジェノサイダーを
すべて収録してあって凄い。王蛇好きなんでこれは嬉しいぜ。
仮面ライダー王蛇名場面ベスト5は1位が「これ何のドラマだよ?!」って迫力の最期のシーン、
2位が弟との感動の再会シーン、3位は北岡法律事務所のドアを頭突きでノックするシーン、
4位は神埼のお兄ちゃんに焼きそばを勧めてガン無視されるシーン、
5位はトカゲ食ってるシーンですね
龍騎ブランク体は隠しキャラの1人で性能は最低。
使えるカードはソードベントのみで、攻撃すると原作通りに剣が……折れたー?!
ソードベントを使ったときのデモも個別のものになっていたりと、ムダに力の入った作りである。
ミラーモンスターはカードが使えないため、単純にライダーの劣化版な性能。
ただ、どのモンスターも投げ技のモーションで個性はつけてあって、
例えばボルキャンサーの投げは相手にムシャムシャ噛り付くとかになっている。
オーディンおいしいです。
演出だとバトルモードでキャラを選ぶと「変身!」の声が再生され
そこに「戦わなければ生き残れない!」のナレーションが被さるのはらしくてイイ。
前年のアギトから劣化した部分も多くてゲームとしては微妙だが
原作の細かい動きや再現を拾っているし
何より
「龍騎放送中に発売されたゲームなのに13ライダーすべて使える」というのは大きい。
今プレイして面白いゲームでもないけど、
初代仮面ライダークライマックスヒーローズが発売されるまで、
平成ライダーゲーで1番の売り上げだったのも頷ける内容だぜ。
次回作はいよいよPS1からPS2へ……!
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