ニンテンドー3DS|すれちがいMii広場:すれちがい迷宮|Nintendo
すれちがい迷宮は開発プロペ。
かつてセガでソニックチームを率いた中裕司が代表を務めるメーカーだ。
「すれちがい迷宮」ってなんかちょっとミステリアスで切なくなるようなタイトルですよね。
人の心が一番の迷宮なんですよ的な物語が展開されそう。されないんですけども。


なんかかわいいのが出てきた。
すれちがいだからおでかけ探偵とでも呼ぶか。
「探偵→調べる→シーラ・ベル」とかニッキーさんに近いネーミングセンス。

全30階あるオバケの館を探索するゲーム。
館には部屋も通路も何もかもが存在しないが、
すれちがったmiiからピースを受け取ってパズルのようにはめることで部屋や通路が出現。
どんどん部屋を埋めていくと階段が見つかるのでそれで上に進む。
ピースの色はすれちがったmiiの服の色によって変化し、
同じ色のピースを隣り合わせに配置すると大部屋を作ると宝箱が出現する仕掛けだ。
何回もすれちがってる人だと貰えるピースを複数の中から選べる模様。
オバケと遭遇すると戦闘でAボタンで銃による攻撃、Lボタンでガード。
エネルギーゲージがMAXじゃないと攻撃出来ないが、
ガード中はゲージが減少していくので敵の動きを見てタイミング良く行動しないといけない。
銃は戦闘による成長要素があるし、
宝箱から手に入る銃は性能、属性、特殊能力などに違いがあってそれなりに種類あり。
同じ銃でも性能が微妙に違っていたり、
いらない銃を使って銃を強化したりとRPGっぽい要素も強い。
6階まで来たところだけど、
パズル要素、RPG要素、アクション要素と色々な要素が含まれていながらバランス良い作り。
ゲームコイン主体のプレイでも十分遊べるし、
すれちがい伝説の正統発展版という感じで楽しいゲームだね。これはいいわ。
ボスオバケのデザインもなかなかカッコいいぜ。
ニンテンドー3DS|すれちがいMii広場:すれちがい合戦|Nintendoすれちがい合戦は開発スパイク・チュンソフト。
スパイク・チュンソフトと一口に言ってもデカいから
どこら辺の開発チームが作ったのかよく分からんな……。
半熟英雄の大臣からモラルをぶっこ抜いたような部下にそそのかされた国王が
武力による世界制覇を目指す内容。
最初に和風、洋風、未来の3つから城を選び、それによってキャラのグラフィックも変化。

すれちがった相手の広場にいたmiiの数がそのままプレイヤーの軍に加算されていくシステム。
上限は3000人で、特別なmiiだと1万人連れてくるとか。
すれちがった相手がこのゲームを買っていた場合はバトルの申し込みが可能。
勝てば相手の兵士数の10パーセントが自軍に編入される。

戦闘は兵士を3つのジャンケンマークに割り振って勝負する。
ジャンケンで負けると兵力が半分になるので、
相手のマークを見ながらどの手にどれだけの兵士を割り振るかが重要。
まあ、ある程度戦略はあるものの、兵力が最重要なパワーゲームだね。
単純な内容だが、1プレイが短いし見た目も楽しい。
このくらいお手軽なのもこれはこれでアリ。
お城を増築するシーンはシレン2っぽい。
難点は「1000回以上すれちがってる人とガンガンすれちがうこと前提のバランス」であることかな。
ゲームコインだと雀の涙しか兵士が増えない上に敵がガンガン強くなっていくので、
「あんまりすれちがえない環境だからゲームコイン主体で進めよう」
という人にはかなり厳しい難易度だ。
ゲームを進めるとゲームコインで来る兵士の数も増えるんだけど焼け石に水レベルだぜ。
ニンテンドー3DS|すれちがいMii広場:すれちがいガ~デン|Nintendoすれちがいガ~デンは開発グレッゾ。
元スクエニでFFや聖剣シリーズに関わってきた石井浩一が代表取締役を務めるメーカーだ。
グレッゾ単体では3DS版のゼルダの伝説時のオカリナや、
Wiiウェアのラインアタックヒーローズなんかが有名だな。
案内役のメンデルさんと一緒に、種から花を育てて庭作りをしていくゲーム。
メンデルさん、なんかタイガー&バニーっぽい顔してるな……。
すれちがった相手が種に水を上げてくれて、
一定回数で花になり、それ以降は花から種が取れるようになる。
種の特性は水を上げてくれた相手によって変化。
同じ花でも種によって色が異なったりする。
いらない種を売って手に入れたお金で庭を飾る雑貨を買ったりも出来るし、
ゲームを持っているプレイヤーとすれちがった時は相手の庭を見たりも出来る。
庭ではスクショの撮影も可能だぜ。

見てくれよ!新しく追加されたしずえさん帽子!脳を乗っ取られてる感ある!

見てくれよ!新しく追加されたティラノ帽子!まさにダイナソー!
ロンチだったダイナソー3Dの魂は今もニンテンドー3DSの中で行き続けているのであるッ!
……庭じゃなくてMiiの写真撮影ツールになってるな。
庭で撮影出来るスクショは他の3DSソフトのスクショやカメラ機能で撮った写真より解像度が高い。
何か特別な仕掛けでもあるんだろうか。

荒ぶるあまみはるかさん。

フラワーセンターで仕事の依頼を受けて指定された花を育てて渡すと新しい雑貨が手に入ったり、
20種類あるフラワー手帳を埋めたり、自分なりの庭を作ってみたりと、
すれちがい回数で花が育つだけの内容ながらかなり果てしない戦いになりそうなゲーム。
ゲームコインでも人を呼べるしちょっとずつ進めていく分にはなかなか楽しそう。
まあ個人的にはこういうのはとびだせどうぶつの森で十分かな……という感じではあるが。
ニンテンドー3DS|すれちがいMii広場:すれちがいシューティング|Nintendoすれちがいシューティングはグッド・フィールが開発。
元コナミのゴエモンスタッフが多く在籍しているメーカーだ。
本作のプロデューサーは蛭子悦延。あの「エビス丸」のモデルになった人だぜ。
このゲームなんだが
クリアしました。カンストしてたゲームコインを惜しみなくつぎ込んで最後までやりましたよ!
なのでかなり気合入れて書くッ!

すれちがったmiiと共に宇宙の平和を守るため出撃する2Dシューティング。
全15ステージで1ステージの長さは平均的なシューティングゲームの1ステージと同じくらい。
1プレイで1ステージずつ遊んでいく構成だ。
すれちがったmiiがステージ中に出現するので、回収することで自機が強化されていく。

回収したmiiは服の色によって異なる武装を装備しており、
下画面でフォーメーションを変更することにより武装とパワーアップをいつでも切り替えられる。
miiの後ろに違うmiiを配置すると最前列のmiiの武装がパワーアップする仕組み。
なので、例えばザコの多い場面では機体の正面・上・下に武装を設置して広範囲攻撃。
ボスでは機体正面の武装に絞って攻撃力を上げる、なんて使い分けも出来る。

絶滅タイムだ!
武装自体も非常に多彩かつ個性的で、
ホーミングミサイルに炸裂弾、溜めショット、火炎放射、敵弾を防ぐガード付きの弾などなど。
なんかどっかで見たような武器も多いな!
LRボタンで攻撃する向きも変えられるので、実に幅広い場面に対応できる。

各ステージもしっかりとギミックで個性がつけてある。
スイッチを押していく遺跡ステージや、ジェットコースターに乗って進む遊園地ステージなど。
LRボタンで攻撃する向きを自由に変えられるシステムを活かして、
突然縦スクロールになる場面や、四方から迫る敵から防衛対象を守る場面などもある。
立体視も見事に活用していて雰囲気が非常にいい。
ステージ毎に隠された宝石や、ノーミスクリアマークなどのやりこみ要素も存在。
クリア後は限られた戦力で通しプレイをするアーケードモードが登場。ハードモードもあるぜ。
元コナミスタッフが手掛けているだけあって明るいノリがいいわ。
敵のバカなノリとか、パロディウスチックなBGMとか。
難易度は抑え目で、壁などにぶつかってもダメージにならないし、
被弾してもmiiの数だけ耐えられる。3人いるなら3発、5人いるなら5発喰らえば死亡だ。
ゲームオーバーになってもステージ頭から2回までコンティニュー可能。
ゲームコインを消費することで過去にやってきたmiiを呼び出したり、
さすらいの隊員を呼び出したりも出来るのでゲームコインだけでも十分楽しめる。

伝説のエースパイロットを登用だ!
こういう特別なMiiは特殊オプションがつくので通常より少し強い。
進行が1ステージ毎でサクッと遊べる手軽さ。
背景やギミック含めて非常に個性的なステージの数々。
BGMも含めた明るく楽しい雰囲気。
豊富な武器をフォーメーション変更やLRボタンの角度変更と組み合わせて撃ち分ける楽しさ。
しっかりと活用している2画面。
初心者から上級者まで楽しめる難易度。
クリア後に解禁される高難易度モード。
全15ステージというボリューム。
繰り返し遊べる数々のやりこみ要素。
シューティングゲームとしては文句の付けようの無い完成度。
これで500円とは!
3DSとDSで発売された全シューティングゲームの中でも間違いなくトップクラスだぞ!
最大の欠点は「
すれちがいをしないと遊べないこと」って言っていい!
いやもうマジでこのゲーム最大の欠点がここ!
シューティングとして見れば1ゲームは短いんだけど、
他の追加ゲームと比べるとやはり1ゲームに掛かる時間と熱量は格段に多いので
毎日ちょっとずつ遊ぶというよりはガッツリ遊びたくなる内容なのよね。
ゲームゲームし過ぎているというか、
「本格的なシューティングゲームとしての楽しさ>すれちがいで少しずつ進める楽しさ」になってしまっているので、完成度自体は素晴らしいものの、
すれちがいMii広場に追加されるゲームとしてはコンセプトが噛み合ってない感じがする。
すれちがい要素が完全に足かせになってるんだ
ゲームセンターで遊ぶシューティングのようにワンコインの重みがある……と言えなくもないんだが
仮にノーミスでも1ステージクリアしたら強制的にメンバー解散で一旦ゲーム終了しちゃうからなあ。
物凄く面白いんだけど、物凄く面白いことが問題という実に困った1本です。

4本遊んだ感想としては、正直言ってまとめ買いはあんまりオススメ出来ないかも……。
それぞれ違った楽しさがあってハズレは無いんだけど、
消化するのが大変で1本1本に集中できなくなるからねー。
1本選ぶとしたら俺のオススメは「すれちがい迷宮」だ。やはりバランスが一番いい。
「すれちがいシューティング」はシューティングとしては文句なしに面白いので
シューターならばこれがマストバイ。
手軽さを重視したいなら「すれちがい合戦」「すれちがいガ~デン」かな。
俺は今後も全部遊んでいくぜ!