内容は新作ソフトの紹介が中心で、後はマンガコーナーや本体の紹介などだ。
今見るとすごい顔ぶれ。
本体発売一ヶ月でスーパーマリオワールド、F-ZERO、グラディウスIII、パイロットウイングスか。
アクトレイザーとかもあるね。
まだ2Dシューティングや2Dベルトアクションゲームが大人気だった時代さ……。
本体の紹介からなかなかテンションが高いぜ。
裏側のピンを使ったのは……結局サテラビューとXバンドくらいだっけ?
ファミコンソフトとスーファミソフトのグラフィック比較も。
ファミコン版魔界村は「敵キャラの色も2色くらいしか使っていない」とかかなり辛口である。
「ファミコンやっててちょっと残念なのは、シューティングゲームで、
ステージの最後に出てくるボスキャラがあんまり大きくなくて迫力がないことなんだよね」と徹底したファミコンdis。
そんなことねーし!ヴォルガードIIのボスキャラとか超デカかったし!
チラツキもすごかったけど!
結局発売されずに後にプレイステーションという名前のゲーム機になった
スーパーファミコン用CDドライブの話題もあったり。
想像図が色々と大雑把過ぎる……。
PCエンジンの最初のCD-ROMを退化させたようなデザインだ。
マンガコーナーはスーパーファミコンで発売が予定されているゼルダの伝説を予想する内容。
まだ情報が一切出てなかった時期だからかめっちゃフワッとした内容ですな。
商人に騙されて変態扱いとかスーファミの性能まったく関係ないじゃないですか!
「音もグッと良くなり心に響く」って言い回しがなんか好き。
リンクの冒険ネタやレミングス並みの覚悟を持ったお助けキャラとか色々ひどい。
こちらはスーパーマリオワールドの紹介ページ。
序盤のステージや敵キャラの紹介があるぞ。
2回踏めば死ぬ。なんでこんなに容赦ない説明なんだ……。
「敵さん紹介」とかちょっとマイルドなタイトルなのに!
ブルの説明文は普通なのが解せぬ。
メーカーへの質問コーナーも。
やたら専門用語を並べた回答だけど本当に任天堂の人なんだろうかこれ……。
ポピュラスの紹介ページは
>キミも一度くらいは
>「神様になってみんなをいじめられたら…」なんて考えたことあるんじゃないかな?
>このゲームは、そんなキミの願いをかなえてくれるゲームだ。というひどい決め付けからスタート。
そういうゲームじゃねーからこれ!
ぶっ殺す!!
怒りの爆発っぷりが原作より格段にアップしているファイナルファイトのストーリー説明。
超魔界村の紹介ページは少し落ち着けと言いたくなるすごいテンションの高さ。
ライターがファンだったんだろうか。
声に出して読みたい日本語。
スーファミ版ウルトラマンの紹介ページは
「今、ひそかなブームを呼んでいるウルトラマンがSFCのリアル画面で活躍する」
と、なんか引っかかる書き方。
まあ、当時はウルトラマンの新作もやってなかったし、リバイバル的な扱いだったのかな。
「怪獣のソフト人形で遊んでるみたいでスゴク楽しい」はもうちょっと言い方あるだろって思うけども!
最新ハードのスーパーファミコンのゲームなんですよ!
明らかにあんまり面白くないゲームに対して使うセリフじゃないですかそれは!
SDザ・グレイトバトルの紹介ページからガンダム。
「ザクがざくざく」だけで満足すればいいのにムリに繋げた結果がこれだよ!
「それが甘ったれだというんだ!」は
微妙に違ってるけどアムロが殴られるシーンのブライトさんのセリフか。
こんなとこから引っ張ってくる辺りガンダム結構好きな人なのかな。
ドムがどむどむとか言っちゃうのもしょうがないよね。
「ダライアス2スペシャル(仮)」なる謎のタイトルも。
実際に発売されたのはダライアス2の移植ではなく、
スーファミオリジナル作品のダライアスツインだったな。
情報全然ないけど頑張ってページを作ろうとしてる努力が伺えるぜ。
「これはすごいぞ!」お、おう……。
これまた無駄にテンションの高い読者プレゼントで本は終わり。
78ページしかないが、良くも悪くもライターの顔が見えやすいというか……。
まあ、スーファミ発売当時の熱が伝わってくる素晴らしい内容の本だったと!
そう言ってもいいのではないだろうか!
とりあえず「スプラッタだぜ!!」と
「怪獣のソフト人形で遊んでるみたいでスゴク楽しい」は俺も使っていきたいと思います。