速報:ニンテンドー2DS発表、3D立体視なしで安価な3DS互換機 - Engadget Japanese
既に方々で話題になってるが
欧米向けにニンテンドー3DSから立体視を省いたニンテンドー2DSが発表になったな。
最初聞いた時は何かの冗談かと思ったが本当に出すとは……。
立体視無しで折りたたみ無しと徹底したコストダウンが伺えるハード。
まあ、日本じゃ関係ないと思うけどね。発売予定無いし、発売する理由も無いし。
>こちらは米国向けのプロモ動画。小さな子供と家族、
>そしていまさら旧DSソフトが遊べることをアピールしている点が、
>数十ドルの違いが大きく影響を与える層に向けたエントリーモデルであることを物語っています。記事でも書かれているが
欧米は日本よりも遥かに市場が大きいので幅広い層に対応する必要がある。
http://www.nintendo.com/wiimini/これまでにもGC互換とネット機能を省いて
値段を安くしたWii miniがカナダ限定で発売されたことがあるし
新型 PSP E-1000 発表、WiFi を廃止した廉価版 - Engadget Japanesewifi機能を省いて欧州だけで発売されたPSP E-1000なんてのもあったな。
海外では一世代前のゲーム機が最新ハードと同じくらいのペースでずっと売れ続けたりするので、
こうした重要な機能まで徹底的に省いたエントリーモデルを発売するのも意味があるわけだ。
ポケモンXYの全世界同時発売を控えた状態なので
低年齢層にも強くアピール出来る3DSの新バリエーションを投入したいと考えるのは分かるし、
3DSは「真の主役は立体視より通信機能」と言われることもあるほど通信周りが充実してるので、
通信ではなく立体視を切る方向にしたのも理解できる。
すれちがい通信やいつの間に通信を切るなんてとんでもない!
日本には関係ない話だし海外市場を考えればこういうのを出すのは理解できる話だ。
理解できる……すべて理解できるが、立体視が好きで
一部のゲーム側の立体視調節がヘタクソすぎるゲームと、
頻繁にスクショを撮影するどうぶつの森以外のゲームでは
常に3Dボリュームを最大にしてプレイしている俺としてはやっぱり釈然としない想いがあるな!
立派な魅力の一つなんだからさ!
ニンテンドー3DSで立体視が素晴らしいゲームと言えば
ひゅ~ストン、新・光神話 パルテナの鏡、フロッガー3D、ダイナソー3D、リッジレーサー3D、
マリオカート7、スーパーマリオ3Dランド、
セガ3D復刻プロジェクト全般、3Dクラシックスのゼビウス、とかかな。
ひゅ~ストンは小銭稼ぎみたいなものばかりだった3DSDLソフトのロンチの中で、
唯一3DSの機能をフルに使って打ち出してきた意欲策。
単純なゲームなんだけど奥行きの表現とスピード感は今みてもやっぱりスゴい。
「うわっ!落ちる!落ちる!」って感じよ。
3Dを使ったゲームを作る時に
「立体視を生かして井戸に石を投げ込むゲームを出そう!」と考えられる発想力に脱帽。
つーか久々にプレイしたら開始前のロード時間が初期の4分の1くらいになってて驚いた。
3DSの本体更新が繰り返された結果かー。
パルテナもあの麻袋に男の子がワクワクするものをいっぱいになるまで入れて、
それを振り回して思い切りぶん殴ってくるような圧倒的ゴージャス感と、
それを彩る立体視を見事に生かした空間表現が最高だった。3Dあるかないかで迫力が全然違う!
最終決戦はサンダーフォースV思い出したぞ。三種の神器……三種の神器?!
フロッガー3DSは基本ルールこそ初代フロッガーと同じなんだが、
3Dを生かした迫力ある演出とあまりにも多彩すぎるギミックでとにかく遊んでて飽きさせない。
ハリボテでプレイヤーを騙す演出はマリオよりフロッガーが先だぜ。
3DSロンチ屈指のグラフィックであるダイナソー3Dの立体視も良かったな。
画面から飛び出す黒煙!画面から飛び出す恐竜のシッポ!まるで自分が恐竜になったみたいだ!
ゲーム内容?その話は氷河期になってからな。
リッジレーサー3Dも
「レースゲームを立体視にしたらこうなります」というお手本みたいな内容だったね。
スピード感があって、コーナーが分かりやすくなってさ。
スーパーマリオ3Dランドは立体視があることで高さの表現がすごく実感できるようになったね。
長い下り坂が続くステージの「高ッッッ?!こええ!」ってなる感じはすごかった。
立体視という武器でマリオシリーズでは昔からあった「高所の怖さ」が何倍にもパワーアップしている
あの感覚は本当に新鮮だった。マリオカート7も飛行してる時の浮遊感が絶品。
立体視の話で絶対に外せないのが
血を吐きながらの力技で過去の名作に未来の風を吹き込むセガの3D復刻プロジェクト。
完全2Dのゲームとして作られた作品が毎回3Dでグリグリ動いてるのが圧巻。
特に3Dスペースハリアーと3DギャラクシーフォースIIの2本は原点を知らなくても楽しいと思う。
立体視になったことで確実に面白くなってる。
3Dベアナックルの「完全2Dの横スクロールベルトアクションが違和感無く3Dになってる」感も凄い。
無意味に上下移動を繰り返したくなるぜ。
3D獣王記とかなんだったのかよく分からないのもあるけどやっぱり素晴らしいシリーズ。
3Dリメイクといえば3Dクラシックスのゼビウスも見事だった。
起動してすぐの「ゼビウスってこんな高いところで戦ってるゲームだったの?!」という驚き。
「地上の敵の弾が空を飛んでいる自機に向かって来る」
という当たり前のことが立体視ですごくスムーズに行われていて、
3DをONにしてると空と地上の攻撃に差が出るからゲーム性もちょっと変わってくるのよね。
ただまあ……3D的にはこのゼビウスがピークだった思うな3Dクラシックスって。
古いゲームばかりだったせいもあるけど後はただの出オチとか、
移植としてはいいけど3Dはフツーってのばかりでね。
立体視で忘れちゃ行けないのがベクターレーシング。
ベクタースキャン風のレースゲームで、設定で色を赤と黒にするとまるでバーチャルボーイ。
立体視もいい感じで「クラシックな未来表現」にたっぷりと浸れる作品だ。
ちなみにレースゲームとしては眠くなるBGMも含めてすげぇ平凡な内容でバランスも悪いしで
立体視が無かったからただの微妙ゲーですよこれ!
あとレイトン教授と奇跡の仮面の特典で付いてきた、
単に「3D」の文字が印刷されているだけの「3Dクリーナー」も忘れちゃ……忘れていいかな。
立体視のダメな例としてはスーパーブラックバス3Dファイトかな……。
釣りゲーなんだけど立体視をONにすると釣り糸が不自然に飛び出してプレイヤーの目を焼き払う!
立体視以前にゲームとしても凄まじくアレだぜ!
なんか内容がアレなゲームは立体視もアレなことが多い気がするな……。
最近遊んだのだとゾンビズクール2がなかなかの手抜きっぷりだったね。
2Dのアクションゲームなんだけど「画面奥に背景、画面手前にキャラ」というのを
遠近法ガン無視でやってるので、不自然にキャラだけが浮き上がってるだけという。
そもそも絵の解像度が低くてボケボケだわ動きがカクカクだわ単調だわで
ゲームとしても微妙なんですけどね……。
他にもARゲームズにラビリンスの彼方にバイオハザードリベレーションズに
手軽に自分の手で3Dを作り出せるいつの間に交換日記やうごくメモ帳3Dなんかも含めて、
立体視を効果的に使ったゲームは枚挙に暇が無い。
俺の出した結論は
「2DSは日本じゃ関係ない話だしあくまでも入門モデルだから
3DSの今後のソフト展開にもそこまで影響はないだろうけど
立体視の素晴らしさを改めて見直すにはいい機会じゃないかな?」というものなので、みんなも立体視に改めて目を向けてもらいたい。
3DボリュームMAXじゃなくて、少し入れるだけでも印象がガラッと変わるゲームは多いぜ。
あとセガ3D復刻プロジェクトマジ頑張れ。
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