ハンドガン、ショットガン、ソードオフショットガン、マシンガンなどの武器に加えて、
手榴弾と火炎瓶というサブウェポンも活用しながら大量のゾンビやギャングを相手にしていく。
キャラクターは何人か選べるが性能差は無いし、ストーリーデモが始まるとジミーに切り替わる。
収集要素や成長要素みたいなものは一切無く、
とにかく敵を倒して先へ進んでいく昔ながらのアーケードゲームスタイルだ。
全10種類ある武器は拾ったら拾った分だけ持ち歩けて、
好きなタイミングで切り替えられるので強い武器は温存しておくのもアリ。
とにかく敵の体に鉛球をぶち込むのが爽快なゲームで、
火炎放射器や火炎瓶で敵をまとめて燃やしてる時も最高。
アクションゲームを遊んでいるという実感がコントローラを握る手から全身に広がっていく!
並んで歩くゾンビをマグナムでまとめてヘッドショット決めると頭がボンボン吹っ飛ぶのもたまんねぇ。
ゾンビも人間も欠損描写や断面描写がバッチリなのでゴア表現苦手な人は注意だが、
これがあるから遊んでて気持ちいい。
撃つ!頭が吹っ飛ぶ!俺のテンションが上がる!これでこそアクションゲームよ!
敵の個性付けもしっかりしていて、ヘッドショットを狙うと一撃で倒せるとか、
風船を使って空から奇襲してくるけど風船を撃つと落下してそのまま死ぬとか、
殺すと毒ガスをまき散らしながらこっちに向かってくるとか、
軍人は賢いから手榴弾を投げると逃げたりとか、
銃を持っているゾンビの軍人は腕が腐ってるからまず地面を撃ってからこっちを狙ってくるとか、
盾を持ってるギャングはキックで隙を作ると一瞬だけ弾が通るとか、どいつもイイ動きをするぜ。
敵は物量で攻めてくるので、ゾンビに接近されたら蹴っ飛ばして一旦距離を取ったり、
遮蔽物に隠れて敵の銃撃を避けたり、隠れつつ手榴弾をいい感じに投げてまとめて吹き飛ばしたり、
敵がジャンプした瞬間に狙い撃って空中で迎撃出来る場所を陣取ったりと、
地形を考えた立ち回りも大事になってくるのも面白い。
遮蔽物に隠れながら銃持った敵と撃ち合いしてるとすごくギャングの戦い感ある。
敵のアニメーションは非常に書き込まれてるし、背景グラフィックも素晴らしい。
場所によってはこっちの攻撃でガラスが次々に割れるなどの細かい演出もあるぜ。
ムチ持った女ゾンビが乳揺れしてるとかの嬉しくないお色気要素も!
なかなか楽しめたが、1ステージが長い割にボスの数が少なく、
ステージの区切りが曖昧なせいもあって遊んでいるとやや冗長に感じる。
難易度ノーマルでやっても1周が3~4時間なのでアーケードゲーム感覚で遊ぶとやっぱ長いね。
マルチプレイ前提なのか全体的に敵が固いのと、
「突然後方から大量の敵がやってきて挟み撃ちになる」に頼りすぎてる構成も惜しい。
考えて作っているのは伝わる内容だったのでもうちょっとメリハリがあると良かったな。
チェックポイントと回復アイテムが豊富で、
オートセーブもあるから中断してもステージの頭から再開可能と親切な作りにはなっているので、
疲れてきたら中断して違う日に遊ぶくらいでちょうどいいかも。
禁酒法時代を舞台にしたギャングの物語なのに
フォントが妙に力強い和風フォントなのはちょっと気になった。
セリフも含めてヤクザ映画っぽさを出そうとしてるのかな?ってノリで、
これはこれで悪くないとは思うけどタイトル画面のロゴはダサいし好き嫌い分かれそうなところ。
あと、キーコンフィグが無く、コントローラー操作だとショットがZR固定なので
俺はBボタンでジャンプしてYボタンで攻撃じゃないと嫌だ!という人は注意。
一応ジョイコン操作だとボタンでショットになる。
ステージの冗長さなど気になるところもあったが、
遊んでいて楽しいゲームで1000円という価格は満足感があった。
ギャングと軍とゾンビが戦いを繰り広げる危険すぎる街に悪党が舞い降り、
悪党を撃って屍の山を築いていくダーティなノリも良し。
バイオレンスで痛快かつ手軽なアクションゲームをやりたいならオススメだぜ。