忘れた頃にBIT.TRIP BEATのレビュー!
BIT.TRIP BEATはアークシステムワークスがwiiウェアで配信する洋ゲー。
お値段は500ポイント。
画面右からドットが飛んでくるので、
画面左にあるパドルを動かしてひたすら弾き返す。
基本ルールはこれだけ。非常に単純だ。所謂カジュアルゲームってヤツですかね。
モチーフは言うまでも無く「PONG」。
70年代的なクラシックゲームを2009年の技術でアレンジしたような作品。
内容は単純だが、派手なエフェクトと、ノリの良いBGM、
8bit感覚溢れるピコピコしたSEのおかげで
ドットを打ち返すのが気持ち良いんだよなあ。
飛んでくるドットもリズムに合わせてフェイントをかけたり分裂したりと多種多様だから、
打ち返していて気持ち良いしゲームとしてもちゃんとバランスが取れている。
ドットの軌道はこれだけバリエーションを出せるなあと感心したよ。
ミスし続けると画面が白黒になって
「ビー ビー ブー ブー」っていうショボい音だけになったりするのも楽しい。
死ぬけど。
「“光と音=BEAT”に乗せ、8bitの宇宙へと“旅=TRIP”に出発しよう!」という公式のコピーには納得だな。まさに「BIT.TRIP BEAT」だよ。
パドルの操作は方向キーではなく、
wiiリモコンを横持ちにした状態「ひねって」行うんだが、
この少々もどかしさもまた良いアクセントになってる。
ボリュームコントローラーに近い感触かな。
単純ながらセンスの良さと純粋な気持ち良さが光る。
ただ、ゲームバランスと肝心のエフェクトに多分に問題あり。
全3ステージとなっているが、基本覚えゲーにも関わらず1ステージがやたら長い。
そこそこ難易度が高いのにこの長さは辛い。
ルールは単純なのにお手軽にサクッと遊ぶことが出来ないし、
ゲームオーバーになって最初からやり直すのも大変だ。
1ステージを半分に分割して、全6ステージにしたら丁度良くなるくらいじゃないかなあこれ。
エフェクトも見栄えはするんだが、パドルが黄色いのに背景が黄色くなったり、
基本の背景が黒なのに
薄青色の死ぬほど視認し辛いドットがマシンガンみたいに連続で飛んできたりで
かなり遊びづらい場面が多々ある。ついでにパドルが短めなので苦戦は必死。
バドルはパワーアップして伸びた時の長さを標準にするくらいで丁度良いような気がする
個人的に「外人が作るカジュアルゲームはセンスは良いけど冗長なのが多い」
という偏見を持っているんだけど、これは見事にそれに当てはまっちゃってるねぇ。
いや日本人のゲームにだってそんなのいくらでもあるけどさ。
「EVERY EXTEND EXTRA EXTREME」とか。PSP版は好きよあれ。
センスは良いしゲームとしても悪くないんだが色々と惜しい作品。
オススメ出来ないが、まあ500円だし、
公式の
PV見てピンと来たら買っちゃってもいいかも。ピコピコ。
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