・はじいて!ブロックラッシュたたいて!モグポンに続くアジェンダ製wiiウェア第二弾。
お値段は500ポイント。
360度すべてが戦場の新感覚ブロックくずしだ。
ブロックがワープしたり飛んできたりするので、
画面内を浮遊しているボールを直接リモコンのポインター操作で弾いてブロックを破壊する
モグポンと同じでゲームオーバーは無く、
いかに素早くブロックを破壊出来るか、いかに高得点を稼ぐか、ということだけが目的。
間口は広く、しかしストイックなのがアジェンダ製wiiウェアの特徴か。
モグポンに比べるとテクニカルな内容で、
最初はボールを弾くのが結構難しかったりするが、
慣れてきて思い通りの場所にボールを弾いたり、
高得点が取れるようになってくると一気に面白くなる。
狙って連続してブロックが破壊出来た時など脳から汁が飛び出すぞ。
ボタンで複数回特殊能力が発動できるボールも存在し、
この使いどころを考えるのもなかなか楽しい。
1ゲームが短いので温存してるうちにゲーム終了してしまうこともしばしば。
モグポンもそうだけど単純に遊んでて気持ちいいんだよねこのゲーム。
ボールを弾く感触とかブロックを壊す感触とか効果音とか、
そこら辺が実によく出来てる。それでいて操作が簡単で1ゲームも短いのでお手軽。
うむ、プロの仕事だ。
「新感覚“攻める”ブロック崩し」というキャッチコピーに嘘偽りは無く。
落ちてくるボールを弾き返すのではなく、
能動的にこちらからボールをガンガン弾いてブロックを叩き壊す!
ブロックを壊すのはボールじゃない、俺が俺の手で壊すんだ!
ブロックだけではなく、
「画面下のパドルを動かしてボールを弾いてブロックを壊す」という、ブロックくずしの概念そのものも破壊してしまった快作。
アジェンダ!お前のせいでこのブロックくずしも破壊されてしまった!
DSのブリックダウンもなかなか尖っていたが、ここまで豪快ではなかったなあ。
どっちが好きかと言われたら迷わず断然絶対ブリックダウンだが。
ブロックラッシュがつまらないわけじゃない、ブリックダウンが面白すぎるのだ!
あのおもちゃ箱をひっくり返したようなバラエティ豊かなゲーム構成は……っと、
今はブロックラッシュだったな。
ブリックダウンは前にレビューしたのでそれを。
かなり地味ではあるが、モグポンと同じで
操作する楽しさ、1ゲームの短さも含めたお手軽さ、ストイックさの3点を
きっちり抑えて作られている。やるねぇアジェンダ。500ポイントなら文句なし。
次回作も楽しみにしているぞ。
・あつい12ゲーム フリフリパーティー元々「プレシェキ!」というタイトルで開発が進められていたソフトで、
「リモコンを振る」操作ばかりのミニゲームを12個詰め込んだ
テクモ製のミニゲーム集だ。お値段500ポイント。
フリフリの服を着た女の子が集まってパーティーするゲームじゃないのでご注意を。
ミニゲームはどれもひたすらリモコンを振りまくる単純なもの。
タイミングよく振るとか、力加減を調節して振るとか、ボタン連打と併用して振るとか。
斬新さがあるわけでもやりこみ要素があるわけでもなく、ただただお手軽なだけ。
とはいえ単純ながらどのゲームもうまくまとまっていてアツくなるものが多く、
1ゲームが数秒から数十秒で終わる短いものばかりなこともあって、
ついつい腕が痛くなるまで「もうひとフリ!」と遊んでしまう。
わざわざ買うほどのものでもないけど、
500円ならこういうお手軽なゲームはあってもいいと思う。
wiiウェアで単純なゲームはいくらでもあるけど、
ここまでストレートに「お手軽なミニゲーム!」を貫いてるゲームって意外と少ないしね。
ルール説明から画面の切り替えまでテンポ良く作られているし、
キャラも明るく楽しげで取っ付きやすい。お手軽パーティーゲームとしてはいい仕事よ。
死臭しか漂ってなかったプレシェキ!をよくここまで持ってきたもんだ。
このゲームのすべてはミニゲームをリトライする時の
「もうひとフリ/やめる」という選択肢に集約されていると思う。
リモコンを振る!振り終わる!もうひとフリするか否か!それがフリフリパーティだ!
この「もうひとフリ」ってテキストは実に秀逸だなあ。ここお気に入りです。
というわけでwiiウェアレビューを3本。
次回はマッスル行進曲を予定。これは俺も上腕二頭筋に力を入れざるをえない。
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もうひとフリ!はいいなあ 思わずリトライしてしまいそうだ