映画に続いてOVの
「ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロvsダークロプスゼロ」の感想!
「衝突する宇宙」「ゼロの決死圏」の前後編で、
GUYSクルーにまた会える!くらいしか褒めるトコが無かった
ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネスと、
CGバトルメインでレオ、タロウ、ヒカリも活躍し、
なかなか見応えのあったウルトラマンメビウス外伝ゴーストリバースに続くOV第三弾
今回のvsダークロプスゼロはCGも多いもののロケやセット撮りが中心で
前作のゴーストリバースよりや映画のベリアル銀河帝国よりも地に足のついた印象。
銀河伝説外伝と題してあってベリアル銀河帝国の前日譚という位置づけではあるけど、
どちらかというと大怪獣バトル成分の方が強いかな。
アクションや演出のノリもベリアル銀河帝国とはテイストが違うし、
ダークロプスゼロの登場以外は映画との関連も薄い。
平行宇宙すべてを支配しようとするサロメ星人の陰謀に巻き込まれた
ウルトラマンゼロとZAPのレイとボスが力をあわせて戦う展開。
この3人は既にウルトラ銀河伝説で競演済みということで、
前置きや説明を手短に済ませられるのが大きいね。
細かいシナリオは抜きにして、
「昔ニセウルトラセブンを作ったサロメ星人が、今度は量産型ニセウルトラ兄弟を製造!」
「ゴモラをコピーしたメカゴモラ襲来!」
「平行世界のボスとレイ?!」「並び立つレイとレイモン!」
「ウルトラマンレオ登場!」「ウルトラマンゼロとレイ&ゴモラの共闘!」
という、もうあまりにも分かりやすいウルトラ的燃え要素を
前後編2話にぶち込みまくった渾身の作品。
こんなの面白くないわけがないよ!
ワイヤー付きロケットパンチで暴れるメカゴモラもカッコいいし、
ゼロとダークロプスゼロのアクションも、
やりすぎなくらいにカッコつけてて派手で面白い。
殴り合いながら宇宙まで飛んでいってまた戻ってくるとか。ドラゴンボールかよ!
前編の絶望的な空気もいいし、細かい演出も効いてる。
ブレスレットで串刺しにされて倒れてる
ニセウルトラマンジャックの残骸が映るシーンとかはなかなかのインパクト。
ロボットなのにえらく粋な登場の仕方をする
ニセウルトラマンとニセウルトラセブンもいいね。あいつら空気読んでるよなあ。
ニセウルトラ兄弟は音声が昔のTVの切り張りで、
そこら辺がロボットっぽくもあり懐かしくもある。
個人的にはニセウルトラ兄弟がゾフィー~エースまでで
タロウがいなかったのがすげぇ不満なんだが……。
まあ、多分サロメ星人の技術では
ウルトラマンタロウのウルトラホーンを再現するのが難しかったんだろう。
そう思う事にするよ!
しかしウルトラマンエースのウルトラホール(トサカのアナ)は作れていたから、
ニセウルトラマンタロウの建造ももうすぐ実現可能なレベルには来ていたはずで、
仮にニセウルトラマンタロウが完成していた場合、
ウルトラマンゼロは更なる苦戦を強いられていたことは想像に難くない!
危なかったな!ゼロ!
歴代ウルトラOVではぶっちぎりで一番面白く、ベリアル銀河帝国よりもお祭り感なら上。
サロメ星人の人はちょっと演技過剰すぎて合わなかったし、
所々で安っぽいシーンも目立つんだが、
アクション満載、見せ場満載でうまくカバーしてる。
初の「マント付き」で登場したウルトラマンレオも貫禄あったなぁ。さすが師匠。
従来のセット・ロケ撮りと派手なCGバトルの融合。
映画とは違った方向で、ウルトラシリーズの進歩を感じられた作品だったぜ。
今後はウルティメイトフォース・ゼロでの展開が中心となるそうで、
大怪獣バトルの今後はこのダークロプスゼロを最後に未定らしいんだけど、
こっちはこっちで続けて欲しいね。レイもボスもZAPクルーも好きなんで。
「行け!ゴモラ!(例のBGM)」だけでテンション上がるぜ。
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