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||´ー メ| | <キュービックニンジャただいま参上!
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ヽ⊃ー/ノ

キュービックニンジャクリアしたのでクリアレビュー行くぜ!
いやあ、面白かった。恐竜の次は忍者の出番だ!って感じよ。
キュービックニンジャは3DSのジャイロセンサーを使用したアクションゲーム。
AQインタラクティブの3DSソフト第一弾は。
操作は主人公であるニンジャを直接動かすのではなく、
3DS本体を直接傾けることでステージを動かし、間接的にニンジャを操作する。
トゲや炎に当たらないようにゴールまで辿り着ければクリア。
基本的にスライドパッドもボタンも使わない、
3D立体視もメニューやボス登場デモ以外では使わない内容となっている。
本体を傾けて遊ぶ楽しさを追求した割り切った仕様だ。
全100ステージ+エクストラステージ。サバイバルモードとタイムアタックモード。
そしてすれ違い通信とQRコードに対応したステージエデットもある。
定価は3990円とお買い得。
本体を傾けて操作するゲームは古くはGBカラーのコロコロカービィからあるが、
本作は「奥行き」の概念があるのが特徴だ。
3DS本体を手前に傾けると、ニンジャが画面手前に落下してくる。
手前というか、3DS本体を自分の頭より高く掲げて操作する感じね。
段差など高低差のあるステージではこれが必須操作。
この状態で更に傾けたりする場面が出てくるのでなかなか手ごわいぜ。
この奥行きの概念でステージの構造がグッと立体的になっている。
公式サイトで一切告知してなくて頭を抱えたけど、
ジャイロではなくスライドパッドとボタンで操作する
「マナーモード」も存在。
これをONにすればスライドパッドでステージを傾けることが出来る。
Xボタンを押すとニンジャが画面手前に吸い寄せられるので奥行き操作も問題ない。
プレイ中、いつでもスタートボタンのメニューから変更可能なのも嬉しいね。
「マナーモード」っていう名前にするセンスもイカす。
なんでこれを発売前に告知しないんだよ?!
宣伝の都合かもしれないけどおかしいですよAQさん!
説明書にマナーモードでのXボタンの使い方とかも全然書いてないし!
マナーモードにすると3D立体視もONになる。
ただ、ボスの撃破演出以外はおまけレベルだね。立体になって……るよね?って程度。
とにかく3DS本体を傾けたり持ち上げたり引っくり返したりと、
かなりダイナミックな操作が必要になるのと、
ニンジャの挙動にクセがあるのとで最初は少々しんどかったが、
慣れてくるとヤミツキになるね。
最初はスライドパッドの方が面白いなんて書いたが、今は圧倒的にジャイロ派だわ。
3DSと一緒に上半身を捻りながらギリギリでゴールに入り込めた時とか脳汁出る。
ステージは全5エリア×20の100ステージで、
エリアによって挙動が変わったりするし、
ステージも簡単なステージと難しいステージを織り交ぜて緩急をつけてある。
1ステージが短いもので20秒程度。長くても1~2分程度で終わるのでテンポも良く、
一度始めるとなかなかやめ時が見つからない。
ギミックも穴から出てきた爆弾をニンジャに当てないように上手く動かして
ヒビの入った壁にぶつけて道を切り開くとか、
鎖付きの鉄球を本体を傾けることで振り子のように動かして壁にぶつけるとか、
スイッチを押してドアが閉まる前に素早く駆け抜けるとか、
トゲとトゲのギリギリのスキマを通り抜けるとか、バリエーションは豊富。
結構初見殺しが多いので死んで覚えるタイプ。
死ぬとすぐリトライになり読み込み時間は3秒ほど。
普通はこういうゲームだったら主人公をボールとかにするのに、
あえて「キューブ状」なのがイイ。
角ばっているので画面を傾けても急に動かず、
ズズッ……ズズッ……とずり落ちていき、勢いが付くと
「ゴン!」「ガン!」と金属音を立ててあちこちにぶつかりながら転がっていく。
立方体なので止める時はスッと止められる。
最初は戸惑ったけどこれが味になってるわ。
「キュービックニンジャ」ってキャラもいいね。
両手をパタパタさせたり、細かく表情が変わるのが妙に可愛くていい。
野太いうめき声や死にボイスもなんだか忍者らしいという気がする。

体が四角いので3DSのメニュー画面でピッタリ収まってるのが好き。
プレイ時間はエクストラを除いた100ステージクリアまでで3時間50分。
もうちょっとステージ数が欲しいとこではあるけど、タイムアタックモードもあるし、
7ステージ存在するエクストラステージがマジ難しいし、
使用できるニンジャも1人じゃなくて7人いて、
ステージクリアマークがそれぞれ個別なので違うニンジャでプレイしてみたりも楽しい
ニンジャは1人じゃない!でも7人しかいないぞ!
パッケージの黒いニンジャはカーボン素材で、
ゴム素材のニンジャとか金属製のニンジャとか色んな種類がいる。
ゴムだったら跳ねやすいとか、金属製だと重くてなかなか滑らないとか特徴がある。
知った時はあの黒いニンジャはカーボン製だったのかと衝撃を受けたわ。
何よりエディットモードでデータのやり取りが出来るのが大きいね。
ステージ数は無限大。QRコードでやり取りが出来るからお手軽。
既に2chのキュービックニンジャスレでは多くの作品が公開されているぞ。
タイムアタックのゴーストデータなんかもQRコードに出来る。
欠点はまず巻物と術が中途半端な点だな。
巻物を一定数集めると忍術が使用可能なんだけど、
巻物がステージ持ち越し可能で数があんまり多くないので使い所が読み辛く、
また、ダメージを受けなくなる結界の術が便利過ぎ。
取ってつけた感じが強くてうまくステージ構成と噛み合ってない感じがした。
つーか説明書に忍術の効果が一切書いてないってどうなのよ?!
同じステージで何回も死ぬとタッチパネルの巻物ボタン連打で巻物無限入手可能、
という救済措置はまあいいんじゃないかと思う。
ステージエディットがすれ違い通信に対応してるのはいいんだけど、
「フレンド同士じゃないとすれ違い出来ない」という意味不明仕様。
それすれ違いじゃねーから!
フレンドに気付かれないようにこっそりデータを送る時くらいにしかつかえねーから!
そんな無駄な忍者っぽさはいらない。
QRコードは素晴らしいんだけど、
miiみたいにQRコードをSDカードに出力する機能が無いため、
出来たQRコードをカメラで撮影して…という手間が必要になる。ここは惜しい。
ゲームの欠点じゃないけど
マナーモードの存在を発売まで隠匿していたのはやっぱ間違いだと思う。
ニンジャが複数いるってのも公式サイトに詳しく書かれてなかったな。
いくら忍者だからって、忍んでいい時と忍ばなくてもいい時があるんですよ!
PVもそうだけどイメージ先行し過ぎて詳細が疎かになってるぞニンジャ。
ジャイロ操作でキューブ状のキャラをガンゴンと音を立てて転がして行く感触。
ミドルプライスソフトながら豊富なモード。
大事なことを書き忘れたりしてるが遊び心いっぱいの説明書。
やってみるとなかなか愛嬌があって人数も沢山いるニンジャ。
体を動かさなくてもプレイ出来る、忍者らしく人知れず遊べるマナーモード。
いい感じのBGM。何気にセンスあるスタッフロール。
ゲーム自体はかなり地味だし、ステージ構成でもちょっと甘いところはあった。
でもアイデアやセンスに光るものがあって遊んでいて楽しかったわ。
スタッフのやる気が伝わってくる内容だったよ。
ホントにちょっとした部分が面白かったりするのよね。
特に、4面のボスにキュービックニンジャが食われると
キュービックウンコになって排出されてゲームオーバーになるのとか
本当にひどいと思いました!
小粒ながら面白かったぜ。ナイスニンジャ。
アフィ貼ろうと思ったらなんと発売直後なのにamazonで在庫切れな罠。
ニンジャブーム来てるな……。
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東京カラクリーランドをシリーズ化して欲しいなぁ