ダイナソー3Dでお馴染みのUBIの新作3DSソフト!
ドライバー:レネゲイド3Dのレビュー行くぜ。

とりあえずプロフィールに写真が使えたのでダイナソー3Dにした。
ドライバー:レネゲイド3D - Ubisoft公式ドライバー3Dはドライバーシリーズ最新作にして初の3DS作品。
俺がドライバーシリーズをプレイするのはこれが始めて。
元ニューヨーク市警の捜査官だったジョン・ターナーが
ひょんなことから犯罪組織と戦うことになるところから始まるカーアクションゲームだ。
敵車や障害物をバリバリとぶち壊しながら走る豪快な内容がウリ。
操作はBボタンでアクセル。Yボタンでブレーキ&バック。Xボタンでハンドブレーキ。
Aボタンでブースト。
障害物や建物を破壊することで溜まるパワーゲージを消費し、
一時的に車の耐久度、速度、攻撃力を上げることが出来る。
Lボタンで左、Rボタンで右にカーアタック。体当たりみたいなもの。
車はぶつかり続けていると耐久度が下がるが、街に沢山ある車庫を通過すれば回復。
工事中で通行止めになっている道を通過するとパワーゲージが上昇し続ける。
街に点在する悪人の運営する店(小屋みたいなものだけど)を破壊するとゲージがMAXに。
車の挙動はリッジレーサー以上に軽く、
ある程度ならブレーキを一切使わなくてもグリグリ曲がれる。
パワーゲージも簡単に満タンになるから楽々だ。
視点は後方視点のみでドライバー視点は無い。
バックミラーみたいなのも一切無いので、
後方の敵車の位置を確認したり出来ないのと、
マップが完全に下画面のみで、上画面にミニマップを表示させられないのが不便。
システムはこれくらいかな。
同じ日にPS3と360で発売されたドライバー:サンフランシスコには
運転する車を自由に乗り換えるシフトってシステムがあったり、
過去作にはリプレイ機能やガンアクション要素やカスタマイズ要素もあるみたいなんだが、
3Dにはそういうのは一切無くシンプル。
単純に
「ぶっ壊してゲージ貯めてブーストでまたぶっ壊せ!」ってゲームだ。
ブーストでカフェテラスに突っ込んでイスとテーブルを全部跳ね飛ばしたり、
街灯を端から全部ぶっ壊しながら爆走するのが爽快。
敵車もミッションによってはサクサク破壊できるぜ。
立体っぷりはいつも3DSのゲームを3Dボリューム最大で遊んでる俺でも
ちょっとキツく感じるくらい奥行きが深い。ボリューム半分くらいの方が遊びやすいかも。
グラフィックは実機で見ると綺麗で、
車体への映りこみや背景の建物への光の反射、路面の質感などかなり凝ってる。
耐久度が下がった時に車から上がる煙などの表現もなかなか。
ストーリーモードは20のミッションで構成されていて、
ミッションごとにアメコミっぽい雰囲気のデモシーンが挟まる。
セリフはすべて日本語吹き替えと意外な力の入れっぷり。
ただ、走ってる最中の主人公のセリフが
「もっと俺を怒らせな!」「悪いな、ボケ!」とかなんかダサい上に
パターンが少なくて同じセリフの繰り返しになるのは残念。
犯罪組織相手とはいえ主人公は狂犬みたいな暴れっぷりでなかなかすごいね。
完全にイカれてるぞこの主人公!
3つめのミッション。
口を割らない情報屋を脅すために、
そいつが買ったばかりの新車にムリヤリ乗り込んで一緒に街を爆走。
体当たりで建物を壊したりしてゲージを一定以上稼ぐとクリア。
ひどい運転で気持ち悪くなった情報屋が
ゲロを吐きながら情報を吐くってオチはお気に入りです。

敵が経営している娼館を車でぶっ壊すミッションなんてのもあるぜ。
俺も3DSのゲームを色々と遊んできたが、
娼婦と娼館が出てくるゲームを遊んだのは初めてだ。

そこに車で突っ込んでくる主人公。
「ここが駐車場にでも見えたわけ?!」
ってぶち切れる娼婦さんがなかなか楽しい。
麻薬をサプリメント、娼婦をエステティシャンと翻訳したゲームもあったが、
このドライバー3Dはミッション説明こそ「マッサージ店」になってるものの
デモシーンではちゃんと娼婦、娼館となっている。安心のCERO:C。
ドライバーシリーズ全然やってないから
なんで主人公がニューヨーク市警をクビになったのか分からないけど、
言動見てるとこりゃクビもしょうがないと完全に納得できる。
ていうか、これだけムチャクチャやってあのエンディングは
ちょっと丸く収まりすぎだと思いますよ?!
そんなわけで楽しいノリだがゲーム自体は非常に大味。
ミッションは敵車を追跡するものや敵車を破壊するもの、
チェックポイントをすべて通過するや建物を破壊するものなどがあるが、
ブースト使いまくればどれも簡単にクリア出来るし、敵車もかなりバカ。
最初は面白いんだけど同じことの繰り返しですぐに飽きてくる。
最終ステージはラスボスの車を破壊するミッションなんだが、
ミッション開始と同時にラスボスの車とその周りの護衛車両がぶつかり合って
軽く渋滞を起こすとか非常にしょっぱい……。
シナリオモード自体は僅か2時間程度でクリア可能。難易度ハードもあるが、
敵のスピードと耐久力がちょっと上がる程度で内容一緒なので別に難しくも無い。
カーチェイス系のミッションがやや冗長になるくらい。
ハードまでやっても4時間くらいで非常に物足りない。
が、ストーリーモードとは別にキャリアモードというのが存在。
ストーリーやデモシーンは無いが
他の車より先に目的地に到着することを目指すフリーダムレーシング。
読んで字のごとく目的地に到着するまでのタイムを競うタイムアタック。
制限時間以内に規定数の敵車を破壊するランページ。
制限時間以内に多く障害物を破壊してポイントを稼ぐデモリッションラン。
決められたチェックポイントをすべて通過する必要があるレースのキリングロード。
敵車をすべて破壊するアフターバーナー。
1周ごとに最下位が脱落する生き残りレースのイリミネーション。
と、7種類のルールがあり、それぞれ12ずつミッションが用意されている。
ストーリーモードはミッションによって使う車が完全に固定だが、
こちらではアンロックした車を自由に選択することが出来て、
BGMも選ぶことが可能。ボーカル曲多くてなかなかゴキゲン。
ストーリーモードはチュートリアルでこっちが本番だな。
フリーダムレーシングはゴールまでのルートをプレイヤーが自由に選べるし、
純粋な妨害攻撃アリのレースゲームってことでなかなかの面白さだ。
本編よりもじっくり街を走り回れるし、
複数いる敵車が全然違うルート走るのもいいね。
まあレースゲームそんな上手くない俺でも
あっさり12ミッションクリア出来ちゃったけどさ……。
ミッション10より11と12の方が短くて簡単だったり。
コースバランスが大分雑な印象。
破壊系ミッションはイマイチ。
このゲーム、敵車が自車よりも少し遅れてスタートするので、
ランページだったらスタートと同時にすぐ横の敵に体当たり。
それでゲージが溜まるのでブースト全開ですべて破壊。
敵車は最大で5台しか出現せず、数が減ると自車のやや後方に瞬間移動してくる仕様。
なので、全車破壊したら軽く走り、後方に敵車が出現したのを確認したら
Uターンして正面からブースト体当たりで破壊。
この繰り返しで12個のミッションをすべてクリア出来る。
デモリッションランも特定の建物に突っ込むだけでポイントがモリモリはいるから
ガードレールを弾き飛ばしながら走って建物探して突っ込むだけの繰り返し。
似たようなルールも結構あるし
7つのルールに12個ずつのミッションといっても数だけだな。
最初こそグラフィックや暴力的な内容、爽快さに目を奪われるものの、
すぐ底が見えてきて単調な繰り返しになる。
車が50種類ある点や手軽に遊べる点などは評価出来るし、
ブーストで敵車をガンガンぶっ壊すのはそこそこ爽快なんだが、
まあ、大分物足りない内容。
マップは広くてかなり作りこんであるのにあんまり生かせてないのが勿体無いね。
典型的な
「大味な洋ゲー」だったぜ。
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