THEさがそう~不思議なこんちゅうの森~プレイ中。
まだクリアはしてないが最後の方。
内容は格闘アクション+ダンジョンRPGといった構成だが、
なんというか、すべての要素の底が浅すぎてゲームになっていない……。
まず戦闘。
マップに止まっている煙に触れると戦闘開始。格闘ゲーム風味なので1対1。
こちらに出来る操作は強攻撃・弱攻撃・ガード・ジャンプ・ジャンプ攻撃で、
コンボは
「弱攻撃の3連打」1種類のみ。
新しいコンボの習得とかそういう要素は無い。
そういうわけなので戦闘はひたすら弱攻撃連打。
たまに、スキが大きい代わりにガードを崩せる強攻撃を挟んで連打連打連打。
ほとんどこの繰り返し。これしか出来ないんだから仕方が無い。
敵はカマキリとかバッタとかチョウチョとか色々と居るが、
動きが似たり寄ったりでほとんど差異を感じられなかった。
敵を倒してもレベルアップとかそういうのは無い。
成長要素は落ちてるアイテムによる体力と満腹度の最大値の上昇だけだ。
もうサッパリ面白くない。
戦闘はダメ。じゃあダンジョンの探索はどうか。
このゲーム、スタートボタンを押すと
戦闘中以外ならいつでも自宅にペナルティなしで帰還出来る上に、
一度到達した階数までは一気に飛べるようになっているため、難易度は激ヌル。
食料を食べないと減り続けて、
0になると体力が減り始める満腹度の概念があるが
このリトライ機能のせいでまともに機能していない。
落ちているアイテムも消耗品ばかりで
このゲームは店、倉庫、装備品の観念も無いため、
アイテムを集める楽しさや、レアなアイテムを拾う喜びも無い。
マップも似たような構造のものばかりだ。
操作性もあまり良くない。
タッチパネルの使い方がひどくて、
「移動・攻撃・手に持っているアイテムの使用」が十字キー&ボタンオンリー。
「メニュー画面から使いたいアイテムを選んで出す操作」がタッチパネルオンリー。と、いい加減過ぎ。しかもメニュー画面の操作中でも時間は止まらない。
そのため、戦闘中は両手でキャラを操作しつつ
攻撃の合間を縫って親指でタッチパネルを触らないとアイテムが使えない。
ちょっと考えればこの操作方法にムリがあるって分かりそうなもんだろうに……。
ヌルいだけのダンジョンを進み、単調な戦闘を数え切れないほどこなし、
ひたすら機械的に図鑑を埋めていくだけという内容。
メニュー画面の雰囲気と主人公二人の絵、
おそらくクリムゾンティアーズとかのエンジンを使っているせいもあるんだろうが、
キャラのモデリングとモーションの良さ、くらいかな。褒められるのは。
なんか「すげぇつまらない!」「地雷だ!」というようなダメさじゃなくて、
遊んでいるうちにジワジワと体力と気力をゴリゴリ削ぎ落とされていく感じのダメさだ。
こういうのはホントに辛いわー。
まあ一応昆虫採集のゲームだから子供でも遊べるように優しくしてるんだろうけど
さすがにこれは子供向けだから簡単に……というよりは、
単に手を抜いてるだけにしか見えないなぁ。
このデキで子供向けを名乗るなら、
いくらなんでも子供をなめてるって言ってもいいと思う。
「昆虫」である必然性もまったく感じられないんだよね。
捕まえた昆虫のデータが図鑑に記録されるんだけど、それで閲覧できるのが
「名前」「3Dモデル」「レア度」「出現階数」の4つだけ。
必須だと思われる解説文とかそういうのは一切無い。
この昆虫がどういう虫か、みたいなデータの類が一切無い。
昆虫が完全に「記号」としてしか扱われていないというか、なんというか。
昆虫ゲーなのにこの内容はやる気が感じられない。
こりゃ2800円でも高すぎるわ。
ドリームファクトリーということである程度覚悟はしていたが……やっぱりか。
6月のSIMPLEは2本ともハズレだったぜい……。
7月のガングラウンドに希望を託す。
とりあえず主人公二人でプレイしないといけないので2週はするよ。
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