
VITAのダウンロードゲームである「Puls-AR」のレビュー行くぞ!
Puls-AR(パルス・エーアール)
ソフトウェアカタログ |プレイステーション® オフィシャルサイト「Puls-AR」は200円で配信中のVITA用ダウンロードソフト。
ARカードを使ってプレイする全25ステージの思考型パズルゲームだ。

最初にARカードを1枚置いてカメラで覗き込むとそこがフィールドになる。
フィールドには砲台から出ているレーザー、パワービーコン、ミサイル発射口が存在。

最初に使わなかったARカードを置くとそこにレーザーリフレクターが出現。
設置したリフレクターはスティックで角度の調節も可能だ。
これでレーザーを反射させてうまくパワービーコンに当たるようにする。
ステージ内のパワービーコンすべてにレーザーを当てるとエネルギー充電完了。
ミサイルが発射されるぞ!俺の部屋がミサイル基地に!
学校から帰ったらぼくの家はミサイル基地!

そして発射されたミサイルを追っていくと
いつの間にか俺の部屋の天井が消失して星空と隕石が出現していることに気付く。
ちょっと何すんですかSCEさん!ミサイル設置はいいけど天井取っ払うのは許可してない!
ミサイルが隕石に命中してステージクリア!
こうやって地球を隕石の危機から救っていくゲームだ。
最初は簡単だが、赤いレーザーは赤いパワービーコンに、
青いレーザーは青いパワービーコンに当てないといけないとか、
リフレクターだけでなく、レーザーの色を変えられるフィルターが設置可能になるとか、
ぶつかったレーザーを二方向に放射するスプリッターが設置可能になるとか、
ステージが進む毎にどんどん複雑になっていく。
「このステージはリフレクター2個とフィルター1個が使える」
「このステージはリフレクター3個とスプレッター1個が使える」みたいに
置ける装置の数と種類はステージ毎に違うし、
プレイヤーが調節できない装置が最初から複数設置されているステージもある。
限られた手札の中でどうすればレーザーをゴールに導くことが出来るのか
試行錯誤していくのが楽しいゲームだ。
また、ステージにはコインが3つ存在していて、無視してもクリア出来るが
コインも含めてレーザーに当てることが出来ればクリア時に最大3個まで星マークが貰える。
当然、コインとパワービーコンの両方に
レーザーを当てられる道を模索する必要があるので難易度は格段にアップ。やりこみ要素だね。
面白いゲームではあるんだが……。
最大の問題点は「ARを使ったゲームであること」ッ!
最初に置いた1枚目のカードを中心にステージが生成されるわけなので、
この1枚目のカードを途中でズラしてしまうとステージ全体もズレてしまう。
なので、装置をあちこちに置いてる最中に
うっかり1枚目のカードに他のカードをぶつけてしまったりすると
ステージ全体がズレて置いた装置の座標すべてが狂ってしまったりする。
元に戻そうとしてもなかなか細かい調節が戻らなくて苦労する。
座った体勢でVITA本体を片手で持ちながらカード片手に座標合わせに四苦八苦。
1枚目のカードの場所に気をつけて触ったり隠したりしないように神経を使い、
5枚のカードをあっちに置いたりこっちに置いたり。
カード認識がうまくいかなくて、配置場所がズレて微妙に角度が変わったり
設置した砲台がブルブル震えだしてレーザーの軌道がブレまくったり。
こんなプレイがずっと続くので超疲れる!体力的にも精神的にも!
難易度が上がってカードを置いたり取ったりして、ギミックだらけのステージで
カード同士がぶつからないように気を使いながらの試行錯誤になる後半は
もうウンザリして本気で遊ぶの嫌になってきた。

いや、全ステージでスターコンプするまでやったんだけども!
5~6時間くらいかな。
Table Top Tanksと違ってARを生かした演出もあるし
ゲーム自体もよくあるライト当てパズルの発展版ながらそれなりに面白いのに、
なぜこんなにリアル体力と神経を使わなきゃならんのかと!
値段考えればボリュームは十分だし、
難易度バランス自体はほどよく悩ませてくれる調節なんだけど、ARがなあ。
内容的には携帯機で自由な体勢でじっくり考えながら遊ぶのにピッタリなゲームなのに
カード5枚をアクティブに使うARゲームにしちゃった時点で失敗だったと思う
ARをうまく活用したゲームって難しいね……。
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め、めんどくせェーーーーーッ!!