ブックストアドリーム公式DSiウェア!ブックストアドリームのれびう行くぜ!
アークシステムワークスが200円で10月31日に配信したDSiウェア。
海外作品のローカライズで、内容は本屋さん経営シミュレーションゲーム!
出版社と契約して色々な本、CD、新聞を入荷!
時にはサイン会などのイベントやテレビCMなどの宣伝をしてお客さんをどんどん呼べ!
な内容。
DSiウェアでは少ない経営ゲームだけど200円だしあんまり期待できないかなーと思っていたが
まあ……そんな感じだったよ。
ゲームをスタートすると既に完成されたお店が存在するので、
そこの空きスペースに本棚やお客さんが休めるベンチなどを配置して内装をいじっていく。
最初は取り扱える本が少ないが、出版社と契約したり、
同じ出版社の本を売って友好度を上げていけばどんどん取り扱える本が増えていく。
本は在庫がなくなったら発注を掛けるが到着まで1日掛かる。
「在庫が残り5冊になったら10冊発注する」みたいな自動発注設定が出来るので、
最初に設定すれば後はラクラク。
日本のゲームじゃないせいか、本の売り上げが下がってきたら値引きも可能。
宣伝で知名度を上げてお客さんを呼んだり出来るし、
お客さんの数が増えてきたらスタッフの増員も必要になってくる
基本的にはお店をちょっといじったら
後はお客さんが買い物していくのを眺めているのがメインになるお手軽な内容なんだけど
さすがにお手軽すぎるというか、味がしないレベルで内容が薄い。
扱える本の種類を増やせば増やしただけ売れるし、
売れなかったら値段をちょっと下げるだけでなんでも売れる。
本は名前だけで「どういう内容の本か?」が一切分からないから愛着がもてないし、
客も機械的というか明らかにおかしい組み合わせ、おかしい量の本を頻繁にまとめ買いしていくし
本の作者を読んでサイン会やろう!って言っても
複数いる作者はグラフィックが色違いの使い回しでセリフがあるわけでもないし、
たまに「展覧会やって人を呼ばない?」って突発イベントがある以外は一切イベントが無い。
店内に自分で設置できる物は
本棚、マガジンラック、回転棚、ソファーの4種類とそれの上位互換のみ。
知名度ポイントが99でカンストしたら後は宣伝をやる必要がなくなる。
ゲームには4つの目標があるんだけど3つは「○○社の出版社と契約しよう」。
あとの1つは「総資産500万以上しよう」というものなので面白みは無い。
コンプまで4~5時間ってとこかな。
「ほとんど見ているだけでゲーム性の低い経営シミュレーション」というジャンルそのものを否定するつもりはないんだけど、
このゲームはお店を好きにいじれるわけでもないし、
テキストや個性がまったくないからお客さんやスタッフに愛着が持てるわけでもない。
イベントらしいイベントもほとんどない。
「書店側で本の値引きが出来る」という日本じゃありえない要素を見なかったことにしても、
本屋経営をしている感覚もまったくない。
キャラが右往左往して数字が増えていくのを見ているだけのゲーム。
お手軽でも薄味でもなくて味がしないという表現をしたい。

99日過ぎるとこのまったく心の篭っていないメッセージが表示されてタイトル画面に戻る。
オートセーブされているので最後の状態から99日目から再開できるんだが、
それから1日経過する度に毎回この心の篭ってないメッセージが表示されて
タイトル画面に戻される謎仕様。
99日経過、あるいは目標全達成してもエンディングは無いし追加要素も無い。
うるせーよ!何が成せば成るだ!
200円なりの内容といえばそうなんだけど……あまりにも内容が無い。
この価格でもオススメは出来ないね。
- 関連記事
-
クソゲーとは恐ろしいものよ
レビュー乙