仮面ライダーバトライド・ウォー発売記念企画!平成ライダーゲーム16作品連続レビュー! 3本目は!
「アギトの世界のようだな」
おお、タイトル画面が超カッコいい……!
前年に発売されたクウガに続き、
2001年11月29日に発売されたPS1版仮面ライダーアギト!
開発は前作と同じくKazeが担当。
モードはそれぞれのライダーを操作してアンノウンと戦っていくアギト/G3/ギルスモード。
好きなキャラクターを選んでCPU相手に戦うシングルバトルモード。
プレイヤー2人で1人の敵キャラクターと戦うタッグバトルモード。
ゲーム中に手に入るゲームバレットを消費してG3を強化するGトレーラールーム。
セーブしたG3のデータ同士で対戦が可能なメモリーカードバトルモード。
ゲームバレットを使用してカードをゲットしていくギャラリーモードなどだ。
OPはクウガと同じくゲームオリジナルのCGムービーだが、格段にクオリティがアップ。
最後のライダーキックからのタイトルロゴは実にいい。
登場キャラはライダーが仮面ライダーアギト(フレイムフォーム)、アギト(ストームフォーム)、
アギト(シャイニングフォーム)、アギト(バーニングフォーム)、
G3、G3-X、G4、ギルス、エクシードギルス。
アンノウン側がジャガーロード、トータスロード、スネークロード、
クロウロード、ハイドロゾアロード、スコーピオンロード、ジャガーロード、クイーンジャガーロード。
アギトはすべてグランドフォームからスタートし、
バトル中に設定されたフォームに自由に変身可能。ギルスは通常とエクシードで別キャラ扱い。
G3は通常のG3とは別に「G3-オリジナル」という、
プレイヤーが育成したり装備を変更したり名前を変えたり出来るキャラが存在しており、
このG3-オリジナルを最高まで育てて特定の武装にするとG3-Xに変化するという仕様だ。
仮面ライダーが沢山いると格ゲーらしく感じる。
操作は方向キーで移動、□ボタンで攻撃、〇ボタンで必殺技、×ボタンでダッシュとガード。
アギトのみ△ボタンでフォームチェンジ。
アンノウンは△ボタンで挑発(人間を襲う前にやるあのポーズとか)だ。
前作のクウガより更に操作が簡略化されたのでゲームとして単純になってるかと思いきや大違い。
キャラの動きがなめらかかつ軽快でコンボがバシバシ決まるのが爽快で、
打ち上げ攻撃からのコンボ技や、
敵を吹っ飛ばして画面端にぶつけるとバウンドするのでそこを攻めるなんて戦い方も出来る。
□ボタンはダッシュ以外にも
特定のタイミングで押すと追加攻撃が発動したり、
方向キーでの組み合わせで投げを繰り出せたりと使い方が分かるとなかなか自由度の高い内容。
方向キーとのボタンの組み合わせで各種必殺技も簡単に出せるし、
とにかくキャラを動かすのが気持ち良い。
発売当時はコンボ研究をするガチ勢もいて、
ライダー格ゲー屈指のコンボゲーと言われることもあるゲームだ。
まあクウガやアンノウンがいかにも格闘ゲームなコンボ技をキメまくるのは
あんまりライダーっぽくないかもしれないが、原作を再現した動きは多いし、
ストーリーモードは必殺技演出が実にいい感じなので特撮成分はそちらで補充しよう。
やっぱアギトのライダーキックは最高だわ!
ストーリーモードは他のモードと違って、
ある程度戦ってテンションゲージをMAXになると画面に指示が出る。
指示に従ってボタンを押すと本編を再現した必殺技デモが流れて勝利。
テンションゲージが高くなってくるとBGMがアギト本編の挿入歌である「BELIEVE YOURSELF」に!
サビに合わせてタイミング良く必殺技を叩き込むのが大変燃える内容となっております。
ストーリーモードの必殺技デモは相手のアンノウンによって違うんだが、
クイーンジャガーロードの
「ライダーキック喰らう→効かなくて笑う→突然苦しみ出す→天使の輪→ドーン!」
をしっかり再現してたり実に丁寧な作り。
ギルスヒールクロウ!
勝利演出でも原作再現!
背景は前作のクウガと同じく実写取り込みで、本編の再現度は高く……って、
北条さん?!写真取り込みなことを生かして超能力で簀巻きにされた北条さんを再現とか!
分かり辛い小ネタにもほどがあるよ!
モード説明でも紹介したがこちらはG3をカスタマイズできるGトレーラールーム。
まあ変更出来る武装は3種類しかないし、
プレイヤーの動きに合わせてスタイルが変化するってシステムもあるんだけど
これも遊んでてよく分からないし……と、まあオマケみたいなものか。
最強まで育てるとG3なのにめっちゃ強くなります。
G3は操作してると小沢さんのボイスが流れたりと非常に優遇されているぜ……。
こちらはギャラリーモード。
今回はモードで手に入れたバレットを消費し、流れてくるカードを狙い撃ってゲットする内容。
ここでもG3優遇である。
案内役として翔一くんと氷川さんが出て来てボイスで掛け合いもしてくれるぞ。
ちゃんと不器用ネタがあったりしてニヤリとさせられる。
涼が出てこないのはちょっと寂しいけど……。
カードはライダーやアンノウンのカードなら身長などのスペックや武器の解説。
人物カードなら解説やメッセージ、ナルト占いに関する情報、
バイクに乗ったライダーのカードならバイクの最高速度が書かれていたりと、
割と情報量が多くて読んでいて楽しい内容だ。
翔一くんのカードにはアギトの変身ポーズのやり方も書いてあるぞ!
変身ポーズ
1)両腕を開いて横に構える
2)両手を腰の左側でクロスさせる
3)左手を腰に当て、右手は構える
4)ベルトに両手をあてて「変身!!」
みんなもやってみよう!
北条さんのカードはプレイヤーへのメッセージがそれっぽくて吹く。
えーと、人物解説は……。
やめてあげて!
発売時期の関係でアナザーアギトや後半のアンノウンが出ない、
G4は出るけど武装はハンドガンのみでセリフ無しと、
放送中に発売されるキャラゲーの宿命とも言える欠点はあるが、
操作していて楽しいゲームで演出も気合十分。
ニヤリとする小ネタもあるし、クウガと比べてやりこみ要素もそれなりに増えている。
タッグバトルや戦闘中の任意でのフォームチェンジ、挿入歌の再現など
以降のライダーゲームに引き継がれた要素も多く、かなり完成度の高い作品だ。
アギトは平成ライダーの中でも好きな作品なのでこの内容はとても嬉しいぜ。
前作からグッと進化した本作だが、次回作から開発会社が変更になり、
平成仮面ライダーゲームの流れは大きく変わっていくのである。
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戦わなければ生き残れない!
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画面写真見る限りでは愛があるのを感じる。
クウガアギトあたりは一度ちゃんと観たいんだけど4クールなのがネックなのよね。