SWORDS & DARKNESSのレビュー行くぜ!
SWORDS & DARKNESS 公式SWORDS & DARKNESSは2013年12月18日にアークシステムワークスが900円で配信した3DSDLソフト!
開発は
エープラス。
最近のくにおくんシリーズやダマスカスギヤの開発、
あのどきめぎインリョクちゃんのグラフィック全般なども担当している会社。
アークシステムワークス関連タイトルだとよく見かける名前だな。
ジャンルは横スクロールのアクションRPG。
大国の強襲を受け滅亡の危機に瀕したアゼルスタン王国が
太古の禁呪から作られた秘宝「生命の器」を使って死んだ兵士達を蘇らせて戦争に勝利する。
が、禁呪の力に取り付かれた王はもはや正気ではなく、
戦死した兵士をすべて蘇らせて破壊の限りを尽くした。
そこに任務を終えたアゼルスタン王国の騎士である主人公が帰還してくるところからゲームが始まる。
生存してると思われる王妃の捜索しつつ王をぶちのめすのが目的。
割とダークな雰囲気のファンタジーモノである。
そんな設定なので敵もモンスターではなく復活した騎士がメイン。
キャラはドット絵で背景は3D。なかなか雰囲気出てる。
操作方法は方向キーかスライドパッドで移動、移動する時に2回入力するとダッシュ。
Aボタンで会話、Bボタンでジャンプ、Yボタンで弱攻撃、Xボタンで強攻撃。
Lボタンとボタンの組み合わせでセットした回復アイテムや攻撃アイテムの使用、
Rボタンでガードだ。
敵を倒して手に入れたお金で強力な装備を買ったり、
MPを消費してコマンドで繰り出す新しい必殺技を覚えたりも出来る。
経験値でのレベルアップと、レベルアップ時にボーナスを振り分けてステータスを自由に伸ばす要素もあり。
攻撃重視で育てたり、スピード重視で育てたりね。
ゲーム自体はファミコン時代の2Dアクションゲームを思わせる内容で、
さすがに最近のくにおくんシリーズ作ってるところだけあって動きがそれっぽい!
敵をダウンさせて「→ Yボタン」で出せる3連突きを浴びせて削るところとか実にそれっぽい!
最近の横スクロールアクションゲームは
コンボ重視の格闘ゲームみたいにビュンビュン飛び回ってガシガシコンボを繋げるノリの作品も多いが、
本作のキャラの動きはゆっくりとしていて、立ち回りと攻撃の重さを重視した手触り。
コンボ攻撃みたいな技や空中からの派手な攻撃などももちろんあるが、
強攻撃を着実に当てて敵をダウンさせるのが重要だったり、
1人の敵にコンボを叩き込んでると他のザコに回り込まれて後ろから攻撃を受けてしまったり、
敵が結構しっかりガードしてきたりと、堅実な戦いが重要になってくる手応えのある作り。
遠距離攻撃してくる魔法使いをダウンさせてから他のザコを攻撃するとかが大事なゲーム。
「鎧を着込んだ騎士同士が剣で戦っている」感のある効果音もかなり気持ち良い。
攻撃を叩き込んでる時の「ザギーン! ザギザギザキーン!」って音がいいんだわ。
お金貯めて新しい技を覚えてグッと戦いが楽になったりするのも楽しい。
ボスに毒ナイフが効くので毒状態にしたまま必死で逃げまくって「さーて、あと何秒持つかな?」とか出来たり
ボスを倒して落としたアイテムを拾った後に回りのザコに負けて、
再開してまたボスと戦ってアイテム拾って……を繰り返すことでボスの落とす強力なアイテムを量産できたり
細かいところでズルが出来ちゃうのもなんだか懐かしいノリだ。
装備は同じものが沢山あってもしょうがないんだけど、
ボスの落とすアイテムは高値で売れるのでこれで稼ぐのもいい。
ステージにはボスも待ち受けていて、死人の割りにテンションの高い連中が多いぜ。
こいつらはファミコンのゲームっぽいな!
ステージはそこまで広くないんだが、
倒しても倒さなくてもいいボスやラスボスより強いボスがいたり、
2周目以降は敵が強くなって1周目では出なかったアイテムも出現したりと、
それなりにやり込み要素もあり。
1周クリアするだけなら4~5時間程度だけど遊ぼうと思えばもっと遊べる。
欠点は敵のパターンが一部の大型モンスター戦を除くと
ボスも含めて
「騎士×3」「騎士2×魔法使い1」の2種類の組み合わせがほとんどなので、
どうしても似たような攻撃パターンの繰り返しになってくる点。
グラフィックも首だけ取り替えたようなのが結構……くにおくんもそんなだったと言えばそうかもしれないが!
あと、基本的に敵が硬くて、稼ぎプレイを挟んでも敵を倒すのに時間が掛かる点と、
主人公の移動スピードが遅いので移動がややじれったく感じる点などかな。
ダッシュ可能な左右移動はともかく上下移動は本当に遅い。
ストーリーも雰囲気はいいけど雰囲気だけかなあ。
エンディングは「そんな丸く収まる話じゃないだろ?!」って突っ込んだぞ色々と。
必殺技も空中からの急降下攻撃であるブレイドストームがやたら強かったりと少々大味だが、
これはまあ味と見ることも出来るか。
俺は「キンッ ガシィィィン!」って効果音と出の速さが気持ちいい突き必殺技のライトニングの方が好き。
ゲームバランスはもうちょっとゆるくしても良いんじゃない?とか、
敵にバリエーションが欲しかったとか、物足りなく感じる点も多いんだが、
しっかりと作っているのは伝わってくるし、
ファミコンテイスト溢れるゲームが好きな人なら結構ハマると思う。
こじんまりとしているが悪くない1本だったぜ。
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