
SIMPLE1500シリーズ Vol.63 THE ガンシューティング2 D3公式
PSストア SIMPLE1500シリーズ Vol.63 THE ガンシューティング22001年5月31日に1500円で発売されたSIMPLE1500シリーズ THEガンシューティング2のレビュー行くぜ!
現在はゲームアーカイブスで309円で購入可能だ。
開発はアミューズメント&マルチメディアスタジオ。
ズイッと銃口が突き出されたタイトル画面から
「これはまたTHEスナイパーのようなハードボイルドなゲームか!?(CV池田秀一)」と思ってしまうが、
内容はかわいいキャラクターとファンタジーな世界観で展開するミニゲーム集となっている。
こういう、タイトル画面のリアルなイラストと内容が乖離してるSIMPLEシリーズは割と多かったり。

でもこのサブタイトルはちょっとTHEスナイパー思い出すな。

30種類のミニゲームに挑戦するガンバレット風のガンシューティングゲーム。
モードは全10話のストーリーモード、好きなミニゲームを選んでハイスコアを目指すスコアアタックモード、
最大8人プレイ可能なパーティーモード、遊んだスコアでイラストを買うギャラリーモードの4種類。
8人プレイ可能なパーティーモードは一見すごそうだけど、
1人ずつ順番にプレイして最高得点を競うだけなので別にすごくない。
同時プレイ可能なのは2人までだ。
SIMPLEシリーズ初期に発売されたTHEガンシューティングの続編っぽいタイトル。
しかしTHEガンシューティング1はステージクリア形式のガンシューティングで、
世界観も開発会社も違うので本作とは完全にベツモノと言っていいね。

どのゲームでも方向キーで照準、○ボタンでショットだけというシンプル操作。
ガンシューだとよくあるリロード操作も無いので撃ちまくれる。

ストーリーモードは主人公のレイシアが朝起きてみると
自分の住んでいる村からすべての人間が消えていることに気付くところからはじまる。
村中探し回ってるうちに見たことも無い不思議な図書館にたどり着いたレイシアは、
不思議な住人たちと出会いながら村を元に戻すための方法を探すことになる。
というノリのストーリーだ。
2人プレイだとキャラがレイシアとギアの2人に増えてストーリーも変化する。

ストーリーモードは主人公2人の声のみボイス付き。
ギアの声は双葉理保の楽曲やSIMPLEシリーズのボーカル曲を数多く手がけ、
自身も声優としてデスクリムゾン2などで活躍しているあのMOMOさんだ!
ガンシューで2でMOMOさん……もしやこのゲームもデスクリムゾン2なのでは……。

ストーリーはかなり強引で
「その流れでガンシューのミニゲームはじまるのおかしいだろ?!」みたいな展開が多い。
まあイラストは雰囲気あるしストーリーはオマケみたいなものと思えば。

ミニゲームは動き回る敵キャラを撃って体力をゼロにする、的をすべて破壊する、
コインが地面に落ちないように撃ち続ける、障子をすべて撃ちぬく、
動き回る女の子の魂を連れ去ろうとする幽霊を退治するなど。
操作は単純だがルールはそれなりに捻ってある。
タイトルの後ろに2とか3をつけて敵キャラなどを変えたものも1ゲームとしてカウントしていたり、
グラフィックが違うだけでほとんど同じようなゲームが複数あったりと水増しっぽさは感じるものの、
まあそれなりにバリエーションは多い作り。
ファンタジーだったり西部劇だったり和風だったりとなんでもありのノリだ。

THE忍者……?!


ゲーム開始前の操作説明は手書き風の書き込みがなんだか楽しい1枚になっている。

赤いから3倍早い…!?やはりTHEスナイパーかー!?

西部劇のミニゲームだと撃った相手から血が出たりと妙にサツバツとしている。
CERO Bになってるのそのせいか……。

みんなでワイワイ遊ぶパーティゲームとしては悪くない。
が、ストーリーモードは短いし、スコアアタックモードで高得点を出すとメダルが貰える要素もあるものの、
全体的にスコアがゆるくて金メダルは簡単。
今のハードやゲームアーカイブスではガンコンが使えないし、
一部のミニゲームはコントローラーだと物理的に難易度が跳ね上がったり。
発売当時なら安価なガンコンを使ったパーティゲームとしてそれなりに価値があったと思うけど、
さすがに今遊ぶにはちょっと厳しい内容だなあ。デバイス的な意味でもね。
キャラが気に入れば軽く遊んでみてもいいかなってところか。
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