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PS4/VITA「追放選挙」レビュー!デスゲーム作品だけどデスゲーム要素が足を引っ張ってた!作りの粗さ目立つ1本!

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追放選挙|日本一ソフトウェア

追放選挙のレビュー行くぜ!


メーカー:日本一ソフトウェア
機種:PS4/VITA用パッケージソフト
ジャンル:アドベンチャー
発売日:2017年4月27日
価格:税抜6980円(PS4) 税抜5714円(VITA)


日本一ソフトウェアが送る完全新作のアドベンチャーゲーム!
舞台は狂暴な謎の怪物のせいで荒廃した世界。
人類の生き残りである12人は隔離された遊園地に召集され、
最後の2人になるまでお互いを選挙で追放し続けないといけない!

そして主人公は他のメンバーに妹を追放されたことを恨んでるので、
まずそいつらを皆殺しにすることを決意している!
他人のウソを見抜く能力を持っているからそれも活用してやるぜ!というストーリー。

簡単にまとめると誰を殺すかプレイヤーが選べる上に、
生き残りのメンバーによってストーリーも分岐するのが特徴のデスゲームADVだ。

しかしなんというか…低予算でやるには無理のある企画を、
ムリヤリ完成まで持っていったような残念な内容だったぜ……。


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基本的にはオーソドックスなノベル系のアドベンチャーゲーム。
主人公の視点から、3日に1回行われる追放選挙に備えての情報収集と人心掌握に走り回る。
選択肢や誰を選挙で追放するかによってストーリーが変化していくのだ。

登場キャラ達は主人公も含めて4つのグループに分けられていて、
接触するグループを選択し、その中から誰を追放するか選んだシナリオを進めていく構成になっている。
追放するキャラを主人公以外の11人の中から完全に選べるようにすると、
分岐がヤバいことになるから苦肉の策だな。

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登場キャラでストーリーの中心にいるのは選挙と12人の生活を管理する謎のマスコットロボット「アリス」。
圧倒的な力で12人を監視し、記憶操作能力を自在に使いこなして選挙を管理する。
ふざけた態度で言動は読めないが、自分の決めたルールには絶対に従うため、
そこを主人公に利用されたり、逆にルールの裏を突いて主人公を出し抜いたりもする。
声が可愛い。

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妹の復讐に燃える主人公は幼馴染である蓬茨 苺恋(ほうし いちか)と、謎の少女ノーリと行動を共にする。
苺恋は首にゴツい鎖を巻いてて「この女やべー!」って思ってたら普通にヤバいキャラだった。
過去も含めて、主人公のためならなんでもするグラビデ系幼馴染ですよ!

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ノーリは何もかもが正体不明で言葉も喋れず、主人公が保護することになる謎の少女。
苺恋とノーリの2人は妹の死に関わっていないため、
主人公に取っては唯一の癒しであり、守るべき対象にもなっている。

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劇中でAグループと呼ばれるのが、
腐女子の姫野 実乃璃(ひめの みおり)、その弟の姫野勇璃(ひめの ゆうり)、
勇璃の親友である石動 道宗(いするぎ みちむね)、の3人。
登場キャラ達の中では良くも悪くも常識的な中学生グループなんだが、
人間関係はなかなか複雑。

さすがに弟とその親友でのカップリングで妄想しまくってるのはどうかと思うぞ実乃璃!
振り返ってみるとこの3人で道宗が一番可哀そうなヤツと言えるかもしれない。

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勇璃くん、男の子なのに全登場キャラで一番ケツがエロいから困る。

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劇中でBグループと呼ばれるのが、
病弱で線の細い大学生である伊純白秋(いずみ はくしゅう)と、
彼を心から慕い愛する双子の姉妹アーシャとカーシャ。

アーシャとカーシャは白秋のためとなると、
恋は盲目どころの騒ぎじゃない執着を見せ、暴れ出すと大変なことに。
おいこの姉妹だけ世界観ちげーぞ!
それを見守る白秋が内に秘めた感情も面白くて3人ともまともじゃない!

登場するグループの中ではこの3人が1番好きだなあ。
双子が分かりやすくインパクトあるんだけど白秋さんもなかなかどうして負けてない。
対照的なデザインになってるアーシャとカーシャの衣装も良いね。

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そしてこの顔である。

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劇中でCグループと呼称されるのがスゴ腕料理人の忍頂寺一政( にんちょうじ いっせい)、
分かりやすいチンピラキャラの絢雷 雷神(あやら いづき)、
他人に無関心過ぎて会話がまったく噛み合わない百合園 志歩理(ゆりぞの しほり)の3人。
便宜上Cグループと呼ばれているだけで、基本的には3人とも単独行動をしてる。

この3人だとやはり忍頂寺一政の人を喰った態度や何を仕掛けてくるか分からない不気味さがいい。
雷神はとにかく色々と分かりやすいキャラだが、
こういうキャラも最後まで生き残らせられるのが面白いトコロ。
百合園さんはキャラとしては苦手なんだけどデザインは好き。

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主人公は選挙に勝つために、この登場人物たちの情報収集や取引、
そして人間関係の操作などを行っていく。

ゲームの流れは全体マップから次に行く場所を選んで会話をする。何度か会話したら1日が終わる。
この日常パートが終わって選挙日になると選挙パートが開始。
選挙が終わったら次のターゲットを選択の繰り返しだ。

選挙と言っても立候補者である主人公と、主人公が選んだ対立候補のタイマンに近い。
対立候補の選んだお題に沿って議論を交わし、
他のメンバーは賛同できる方に投票し、終了時に優勢だった方の勝利。
会話の中で色のついたキーワードを記録しておいて、選択肢を選ぶタイミングで使うだけの簡素な作り。
負けた方は怪物のいる外の世界に追放された上に、
他のメンバーの脳内から追放された人間に関する記憶も抹消されるのだ。

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本作の一番ダメなところはこの選挙パート。
LINE風の画面で淡々と進んでいくだけで演出がショボいからまったく盛り上がらない。
ゲームとしての答えを読みづらい選択肢を、やたら短い制限時間以内に選んでいくだけ。
議論の流れは完全に決まっていて自由度は無い。分量も短くあっという間に終わる。

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殺す人間を選挙で決めるゲームなのに、選挙は立候補者と対立候補の実質タイマンな上に、
「公平を期すために」という理由で選挙中の記憶はゲーム開始直後の段階までリセットされる。

更に、選挙に参加する人間は立候補者も、対立候補も、投票者も全員匿名で、
追放されて死んだ人間も人格を再現したアバターを使うことで普通に選挙に参加するようになっている

このせいで緊張感が全然無いし、
そもそもこの設定だと主人公が他のキャラの人間関係を操作しようとしたり、
取引を持ち掛けようとしたり、残す人間を吟味したりする意味が全くないんだけど、
でもシナリオのメインはそこっていう意味不明な構成になってる。

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議論の内容も「不老不死の実現に賛成か反対か」とか、
「他人のウソが他人に伝わってしまう世界に賛成か反対か」とか、
「遭難時して食べ物が無い時に、宇宙から来た知的生命体を捕獲したら食べるか否か」とか。

「12人の中から誰を追放するべきか」っていう話の流れと噛み合ってないし、
選挙の流れも、すべて選挙中に対戦相手が口を滑らせたところを突っ込みまくって自爆させて勝つだけ。
選挙に日常パートで集めた情報を使うわけでもないから、日常パートと選挙パートが完全に分離しちゃってる。

議論内容に関しては真エンディング見るとなんとなく理由が分かるんだけども……。

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デスゲームモノで死ぬキャラを自由に選べるってとこは面白いんだが、
そのせいで登場キャラがABCの3グループに完全に分けられていて、
グループを越えた会話シーンがほぼゼロに近い。

追放の実感があんまりないせいなのか登場キャラはどいつもこいつもマイペースだし、
復讐するまでの流れがかなり強引なせいで主人公はあんまり魅力的じゃない。
日常シーンがやたらダラダラしてるように感じられてしまい、
選挙パートの問題に加えて、デスゲームモノとしても緊張感が無さ過ぎてイマイチ。

ゲームを進めていくと登場キャラのえぐい設定満載の重要な過去が明らかになっていくんだが、
これもプレイヤーがデータベース室を足を運んで文章を読むだけ。
過去話とそれによる人間性の変化は面白かったんだが、もうちょっとゲームにしっかり組み込んで欲しかった。

ちなみにマルチストーリーではあるがエンディングは通常と真エンドの2種類のみ。
個別エンドみたいなものは存在しない。

あと、発売前にダンガンロンパっぽいと言われまくっていたが実際は……。
まあ……「非常に強い影響を受けていると言わざるを得ない」くらいの表現にしておくよ!

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本作で良かったところは「記憶は無くなっても感情は残る」という表現。
ある人物を追放したら、その人物へ向けられていた愛情が主人公に向けられたリ。
ある人物を追放したら、その人物をいつも守っていた人間の言動が不安定になったり。

選挙の度に、行き場を変えた、あるいは失った感情の動きにゾッとさせられたり切ない気持ちにさせられたり。
殺す人間が選べるシステムにもマッチしてて分岐が面白かった。
いなくなってしまった人物の存在の大きさを痛感させられることもあるし、
追放しても何も変化が無くて存在感の小ささを感じさせられることも。

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ウソが「赤い文字」として表示されるシステムも
笑顔で平然とウソをつきまくるキャラがいたり、
逆に「これマジで言ってるのかよ!」って思わされるシーンもあったり、
主人公自身の言葉にウソが含まれていた場合でも赤く表示されたりと、
使い方は悪くなかったな。

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割と好きなキャラも多かったし、ビジュアルも独特の色使い、衣装、表情がかなり好みだったぜ。
好きなキャラは伊純白秋、アーシャ、カーシャ、忍頂寺一政、蓬茨 苺恋、姫野勇璃、そしてアリスかな。
絢雷 雷神のザコキャラ感も好き。あいつ選挙に向いてない!
やっぱり主人公が一番魅力ないってのも問題だったと思うよこのゲーム……。

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デスゲーム作品なんだけど、デスゲーム要素が完璧かつ完全に足を引っ張ってる内容。
ストーリーもシステムも設定も世界観もとにかくすべての要素が噛み合ってない。
低予算なのに殺す順番を選べる仕様にしちゃったせいで、
キャラ同士のやり取りが狭くなった上に会話に矛盾が出てくることもしばしば。

滅亡した世界に残った12人&復讐に燃える主人公っていう絶望的かつダークな前フリの割に、
ご都合主義的な設定、展開が次々に出てくることもあってなんだかなぁ……という気持ちに。

まったく楽しめなかったわけではないし、
登場キャラや記憶と感情に関する描写などに光るものはあったので、
デスゲーム作品ではなく、
ウソを見破れる主人公を軸にした記憶と感情のADVだったら違っていたかなという気持ち。
残念!

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[ 2017/05/24 00:33 ] PS4レビュー | TB(0) | CM(26)
No title
人気シリーズの劣化コピーからの雑アレンジで生まれたキメラでしたか...
ルートレターといいADVで受難が続きますなあ
[ 2017/05/24 00:51 ] [ 編集 ]
Re: No title
> 人気シリーズの劣化コピーからの雑アレンジで生まれたキメラでしたか...
> ルートレターといいADVで受難が続きますなあ
ルートレター出たの去年の6月だよ!
[ 2017/05/24 00:52 ] [ 編集 ]
青いジャージの模様を遠目で見ると駿河屋に見える…
[ 2017/05/24 01:05 ] [ 編集 ]
ラー油が追放されてもラー油botが延々呟くのでみんな少し不審に思いながらも気づくことが出来ない的な話か
[ 2017/05/24 02:10 ] [ 編集 ]
キャラ紹介の女の子、ユーリじゃなくてノーリだよね。
[ 2017/05/24 02:13 ] [ 編集 ]
四次元殺法コンビの誰もやらなかったこと云々のコピペじゃないが、
デスゲーム物で殺す順番変えられるようにするなんてありふれた要望が
どうして叶えられないのか考えれば自ずとやめたほうがいいという答えになるわな
よほどの熱意でもあるならともかく
[ 2017/05/24 04:04 ] [ 編集 ]
No title
ユーリではなくノーリですよっ
[ 2017/05/24 07:15 ] [ 編集 ]
ノーリ修正しました!
遊んでる時も間違えてたんだよなこれ……
[ 2017/05/24 07:42 ] [ 編集 ]
キャラが記憶を失くしても当然プレイヤーはそいつの事を憶えてる。そのギャップを突いた演出は上手かったみたいね
嘘が見える、感情は残るの要素を選挙じゃないシステムで活かせれば良かったのかも
[ 2017/05/24 08:12 ] [ 編集 ]
>妹の復讐に燃える主人公は幼馴染である蓬茨 苺恋(ほうし いちか)と、謎の少女ユーリと行動を共にする。

まだ直ってないところもありますよw
[ 2017/05/24 08:23 ] [ 編集 ]
No title
プリニー量産ゲーム……
[ 2017/05/24 10:21 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> >妹の復讐に燃える主人公は幼馴染である蓬茨 苺恋(ほうし いちか)と、謎の少女ユーリと行動を共にする。
>
> まだ直ってないところもありますよw
修正しやした!
完全に間違って覚えている…!
[ 2017/05/24 10:31 ] [ 編集 ]
ダンガンロンパ好きな人がダンガンロンパみたいなゲームを作ろうとしたけどダンガンロンパみたいって言われたくなくてオリジナル要素突っ込んだらこうなりましたみたいな
世界の秘密については名作と名高いダンガンロンパ2でも、それならもう何でもありじゃないですかって個人的には不満だったんだけど
本作はその不満をより高い次元にもっていった感が
小学生の詭弁みたいな議論も意味がわからなかったけど、これはラー油のレビューである程度理解できたかな
確かに世界観を知れば一理ある
オチがぶっ飛んでても好きな作品はたくさんあるけど追放選挙が好きになれないのは、根本的なストーリーとテキストにドキドキもハラハラもないことだと思う。
[ 2017/05/24 12:00 ] [ 編集 ]
そう言えば完全にキャラがグループ分けされていて
他のキャラ同士でかけ合いが発生しないギャルゲーがあったな
当時感じていた違和感はそれだったんだな
[ 2017/05/24 12:21 ] [ 編集 ]
ラー油の記憶からユーリを追放だ!
[ 2017/05/24 14:13 ] [ 編集 ]
<font color="red">おもしろそう。買います</font><br>
ところでグラビデ系幼馴染とは一体…。重力魔法?
[ 2017/05/24 15:12 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> <font color="red">おもしろそう。買います</font><br>
> ところでグラビデ系幼馴染とは一体…。重力魔法?
色んな意味で重いぞこの女!くらいの意味だったんだけど分かりにくかったかも
[ 2017/05/24 16:28 ] [ 編集 ]
No title
売りにしてる選挙システムが足を引っ張ってる感じなのが切ないですね…
ダンガンロンパっぽいゲームシステムを期待して買った人だと実際の出来より評価低くなりそうだし

ダンガンロンパで思い出したんですがV3の詳細レビューは書かれないのでしょうか?
ラー油さんのADVレビュー好きなので読んでみたいと思ってたので(もちろん無理にとは言いません)
[ 2017/05/24 17:31 ] [ 編集 ]
ラー油さんの極限脱出シリーズのレビューも楽しみにしてます!!
[ 2017/05/24 18:12 ] [ 編集 ]
デスゲーム物好きだけど、基本的にノリが合わないメーカーだから見送りしてて正解だったか
光るものがあったなら、改善した後継作に繋がるといいな
レビュー乙でした
[ 2017/05/24 19:16 ] [ 編集 ]
キャラの名前見ただけでお腹いっぱい
もう名前が読み辛い順に殺していけばいいんじゃない?
[ 2017/05/24 20:42 ] [ 編集 ]
誤字修正するときはctrl+Fで検索しつつ直すようにすると漏れることがなくなって捗るよ
[ 2017/05/25 00:47 ] [ 編集 ]
ユーリとゆうりがいるのは重大な伏線か何かだと思ったら書き間違いだったぜ!

ストーリーをダンロンに寄せてシステムに独自性を出そうとするより、逆にストーリーの独自性を突き詰めてシステム面はダンロン(もっと遡れば逆転裁判や御神楽少女探偵団)にある程度忠実でも良かったんじゃないかなーと
[ 2017/05/25 00:57 ] [ 編集 ]
No title
Bグループは追放順で展開ガラッと変わるからそこも良かったね
双子可愛いだけにシナリオがほとんどコピペみたいだったのが残念で仕方ない
[ 2017/05/25 20:55 ] [ 編集 ]
自由度や膨大な数を売りにするゲームは外す確率高いな
[ 2017/05/25 23:38 ] [ 編集 ]
日本一のゲーム、特にVitaは主観的にいって地雷ばっかりだけど
たまに本当に良いものが出て買わなかったのを後悔した経験が染みついてるから
放っておけないのが憎い。ルフランとか高評価だけど今は意地でも買わない
[ 2017/05/26 02:15 ] [ 編集 ]
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