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偉大なるコナミのMSXゲーム伝説 週刊アスキー・ワンテーマ Kindle版¥ 292 ちょっと前にセールで買った「偉大なるコナミのMSXゲーム伝説」を読んだので感想を書いておくぜ!
週アスPLUSで連載されていた記事を一つにまとめたもので電子書籍のみで発売されている。
MSXタイトル54本を紹介した大ボリュームの内容だ。
MSXに詳しくないので、どういうゲームが出ていたのか知るために買ってみたが非常に面白かった。
知識のない俺のような人間でも楽しめる1冊だ。


毎回テーマを決めつつ複数のゲームを次々に紹介する形式。
ウーム、この文章構成は参考になるな。

縦書き+画面写真というWeb連載そのままの書式で収録されている。
フルカラーの画面写真付きで掲載されているのが嬉しいね。
発売当時のMSXの状況や、その中で紹介するソフトがどういう位置づけだったか。
MSXの機種ごとの性能の違いを軽く紹介して、そのソフトのウリである部分がどのように凄かったか。
簡潔だが分かりやすくまとめてあって、読んでいて当時のワクワク感や熱量が伝わってくるぜ。
初期のコナミMSXソフトは教育シリーズを銘打たれていて、
「けっきょく南極大冒険」も「I LOVE 地理」という名前で発売されたけど
遊んでも分かるのは南極大陸の地理くらいだとか。
「METAL GEAR」の凄さや、MSXにおける小島秀夫という存在の大きさ。
「魔城伝説」シリーズ3部作の斜め上の構成っぷりなど非常に興味深く読めた
1作目が縦スクロールシューティング、2作目が2Dアクション、
3作目がアドベンチャーゲームとか聞いたことないぞ……。
書かれた「2014年12月現在」の話ではあるが、
最後にWiiとWiiUのバーチャルコンソール、そしてPC向けサービスであるProject EGGで、
今でもプレイ出来るMSXタイトルをまとめてあって完璧だ。
満足感の高い本だった。
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当時の感覚だと『メタルギア』の主人公の名前がスネークってのは『ニューヨーク1997』から取ったんだなってのは常識レベルの話だったし。