絶対SIMPLE主義惜しい１品。ジャンプアクションは作るのが難しい「瞬間ジャンプ検定」

惜しい１品。ジャンプアクションは作るのが難しい「瞬間ジャンプ検定」

瞬間ジャンプ検定のレビュー行くぜー！

瞬間ジャンプ検定

瞬間ジャンプ検定は全１００ステージに挑戦するジャンプアクションだ。
ジースタイルが配信でお値段は200ポイント。
制限時間１０秒以内にステージ内を走り抜けてゴールスイッチを押せればクリアでき、
操作も十字キーとジャンプボタンのみというシンプルなもの。
「１０秒走」と非常によく似た内容で値段も同じなので
「え？続編？」って思いそうだけど全然別の作品。
メーカーがまた「Ｇスタイル」と「Ｇモード」で似てるんだわこれが。

ゲームとしてはシンプルではあるが、
１０秒走に比べると滑る床やトゲや風など仕掛けもバラエティ豊かでステージ数も2倍
往年のジャンプアクションゲームに
よくある仕掛けをギュッと詰め込んでみましたという感じだ。
が、やや操作性が悪いのが痛い。
キャラが3Dで頭身が高いせいもあるのか全体的にややもっさりで、
特に方向転換でもたつくのもかなり気になった。
横方向に生えたトゲの当たり判定が
見た目より大きく感じるせいで納得いかない凡ミスも多い。

なんか2Dのジャンプアクションゲームを
あんまり作り慣れて無い人が作ってるのかなという手触りなんだよなぁ。
操作性もそうだし、
10秒走は「ブロック１個分の穴だったら止まらずに直進すれば上を通過できる」
みたいな基本もキッチリ抑えていたんだが、こっちはそれができない。
検定モードだと10ステージ1セットなので、1ステージずつチマチマって遊び方も出来ない。

ただ、ボリュームの多さと、
メインとなる検定モードとは別にあるフリーモードの存在は大きい。
フリーモードはステージを自由に1ステージだけ遊んで遊べるモードで、
クリア時に王冠で評価もされる。
評価はステージ内に配置された３つのメダルを何枚取ったかで決まるので、
3枚全部取ろうとすると通常の検定モードとはガラッと違うルート構築が要求され、
難易度も大幅にアップ。ステージは同じでも２回遊べる内容となっている。
メダルでガラリと変わる。これが仮面ライダーオーズか。
10秒走と違ってリトライ時にカウントダウンも挟まらないため、
テンポ良くプレイ出来るのはありがたい。

ステージ構成がトゲでの殺しに頼りすぎでやや洗練されていない感はあるが、
トータルで見ると200円のゲームとしては悪くない内容。
ジャンプの微調節でルートを構築して切り抜けていくのはまさにジャンプ検定。
ジャンプ台で大ジャンプしながら豪快に進んでいくステージなんかもあって楽しい
俺の場合は10秒走を先にプレイしたのが完全に失敗だったなぁ。
10秒走の方が難易度も高いのでやはりジャンプ検定から遊ぶべきだったわ。
これ単体なら問題ない内容だし、
コンセプトは同じでも方向性の違いで差が出ているのが面白いのに、
操作性でかなり遊びづらく感じたぜ。
ストイックさを楽しみたいのなら10秒走。
ボリュームと仕掛けの豊富さならジャンプ検定かな。
こっちはこっちでオススメ。

今週はまたしてもジャンプアクション
「いざ！かけあがれ！タワーオブゴッド」が配信されるので、
配信されたら10秒走とジャンプ検定と比べてどうだったかも書くつもりだぜい。

関連記事