
ドキドキ!プリキュア なりきりライフ!のレビュー行くぜ!
ドキドキ!プリキュア なりきりライフ! | バンダイナムコゲームス公式サイトドキドキ!プリキュア なりきりライフ!はバンナムから8月1日に4980円で発売された3DSソフト。
プリキュアシリーズ10作目となるドキドキ!プリキュアのゲームだ。
3DSにプリキュアがやってくるのは去年のスマイルプリキュアに続いて2回目。
ドキドキ!プリキュアはトランプをモチーフにしたプリキュア。
トランプ王国からやってきた妖精の力を借りて謎の敵であるジコチューと戦っていくストーリーだ。
敵の幹部が通行人の自己中心的な心を増幅させて怪物を生み出して暴れさせる!
それをプリキュアが愛のパワーでぶちのめして浄化!というのが基本の流れ。
中盤からは5人目の追加プリキュアであるキュアエースや、
ラスボスであるキングジコチューの娘であるレジーナとの交流などが話が中心になっていった。
トランプモチーフの上にスペードのプリキュアがキュアソードで、
変身する女の子の名前が「剣崎 真琴(けんざき まこと)」であることを始めとして
仮面ライダー剣とのシンクロ率がやけに高いことで一部の特撮ファンからはお馴染みの作品です。
キュアエースとレジーナのシナリオ上のペース配分を間違えた感が強いんだけど毎週楽しんでるプリキュア。
前作のスマイルプリキュアは童話が本編のキーになっていたので
ゲームもそれに合わせて「フルボイスでの絵本の読み聞かせ&ミニゲーム集」という
変則的な内容になっていたが、本作は純粋なミニゲーム集になっている。
キョウリュウジャー3DSと違って立体視対応……なんだけどほとんど立体感は無いね。

プリキュアゲーと言えば新規作画のOP!立体視ではないが今回もバッチリ収録されているぜ!
「新規OPに5000円払ったと思えば損はしない。そう考えれば良心的」
プリキュアゲーを買う人が毎回言っている合言葉さ……。
そのOPという名の最後の希望すら無かったのがWiiのプリキュアオールスターズなんですけども。
ゲームの流れはミニゲームをプレイしてハートポイントをゲット。
ハートポイントを消費してガシャを回して家具や服やコミューンをゲット。
ミニゲームを何度かプレイしてるとジコチューが出現するのでプリキュア出撃!
ジコチューを倒したらまたミニゲームを繰り返し遊んでハートポイントゲット!
の繰り返しだ。
とにかくミニゲームを遊んでアイテムを集めまくる内容。
ミニゲームはゲームを進めると増えていくが、ルームで遊べるものを含めても11種類とかなり少なめ。

ガチ女児向けのゲームなのでミニゲーム自体も単純、
「妖精とのかくれんぼ」と言いつつ、
実際は物陰から顔を出した妖精をタッチペンで素早く突くだけなので
ガンシューみたいになってるかくれんぼとか。
画面に表示されたフルーツをタッチペン連打で回収しまくるフルーツ狩りとかね。

HPなどで売りにしているダンスはマーカーが重なった瞬間にタッチするだけのシンプルなもので、
得点表示なども無い。
ダンスも適当に腕を振っているだけの動きが多かったりで凝ったものではないね。
曲数は3曲でTVサイズとはいえ、
番組OPの「Happy Go Lucky! ドキドキ!プリキュア」と、
EDである「この空の向こう」「ラブリンク」から選べるのは良し。

パッケージにはスマイルプリキュアの登場すると書いてあるが、
実際はストーリーに一切絡まず、セリフもボイスも一切無しという完全におまけの扱い。
2人で踊る「ダンス2」のミニゲームに顔を出すってだけだ。
まあ、ダンス2はスマイルプリキュアとドキドキプリキュアのメンバーから
好きなキャラを選んでダンス出来るのは嬉しい。
Wiiのプリキュアはこれ出来なかったからな!
というわけでキュアソードとキュアビューティをチョイス。
れいかさんなんだそのポーズは!
ミニゲームはすべて難易度は3段階から選べるが、やはりというか最高難易度にしても非常に簡単。
ぬるま湯に浸かりながら耳にメープルシロップを流し込まれてるかのようなぬるさだぜ。
もちろんシロップを流し込んでくれるのはプリキュアです。
ジコチューとのバトルは
「会話発生→ランダムに選ばれたミニゲームをプレイ→必殺技デモ」というだけの内容。
ジコチューが現れた!って言って出撃してるのに、
何故かダンスやフルーツ狩りをして、何故か必殺技を発射してオワリ!
前作のスマイルプリキュアも似たようなもんだったけどもうちょっとこう……。
しかも必殺技デモは静止画を切り替えるだけの手抜きっぷり。
敵の幹部はもちろんレジーナなども一切登場しない。
そもそもプシュケーが画面に映るだけでジコチュー自体は画面に映らない!


プリキュアのたまり場であるソリティアでは他のプリキュアとの会話が楽しめる。
操作してるプリキュアによって会話が変化するし、会話もフルボイス。
とはいえパターンが少ない上にボイスを一切スキップ出来ないから色々残念。

前作は深夜に起動するともう寝るように言われるとか、
3DSの内蔵時計に合わせたセリフがあったりして非常にテンション上がったんだけど本作は無し!
会話パターンは前作のスマプリの方が多かった気がするなあ。

やろうと思えば瞬きをする間にガシャをカラに出来そうな財力の人が喋っているが、
ここでガシャを回すことも出来る。
ミニゲーム1回で手に入るポイントが最大で5。
服&家具ガシャが1回3ポイントで、写真用フレーム&コミューンガシャが1回2ポイントだ。
家具は部屋の模様替えに使えるが、3箇所ある家具を入れ替えられるというだけで自由度は無し。
コミューンは種類だけは多いが説明文などが無いので、いくら手に入れてもただ見るだけ。

俺が推したいのは服ッ!
全60種類で、1着に色違いが4種類存在するがそれでも全15着!
エプロンドレスやネコミミや魔女ルックなど可愛い衣装が満載!
これは腕とサイフの中身が擦り切れるまでガシャを回したくなるってもんよ!

俺のオススメは浴衣です。
いいぞ剣崎!
しかしガシャでは致命的な欠点がある。
「
公式サイトや雑誌掲載のパスワードじゃないと出現しない服」というのが多数存在していて、
これがゲーム内では普通の服と混在した扱いになっておりパス無しでは60種類のコンプが不可能。
この「パスワードじゃないと手に入らない服」を知る手段が公式サイトを見る以外になく、
ゲーム内では他の未入手の服と同じ表記になるため。
「もうパス無しで手に入る服は全部持っているのに、
それに気付けなくてひたすらダブリしか出ないガシャを回す」事態に陥りやすい。
というか陥ったよ!
何回ガシャ回してもダブリしか出なくて、
もしやと思って公式サイトに行ったら手に入っていない服だけがそこにズラリ!
さすがにこれは相当不親切だぜ。
パスワードじゃないと出ない服は全部色違いだから許容するにしても枠を分けろと言いたい。

フォトフレームでプリキュアとのツーショット写真を撮れるモードもアリ。
フレームを選べるし、ペンで書き込みをしたり、スタンプでデコしたりも可能だ。
一緒に映るプリキュアも変身前と変身後を選べるし、変身前のコスは着せ替えが適応される。

これでクソゲーの写真を撮影するとなんか浄化されたような気分になりますね……。
「ダイスキ」のスタンプを押したせいでキュアハートがクソゲーマニアみたいになってしまったが。

ジョジョの奇妙な冒険ASBとドキドキ!プリキュア3DSにはこういう使い方もあるんだッ!

「キュアハート……相田マナという女性は人の心を和ませる女の子ですね……。
近くにいるだけでこっちまで元気な気持ちになってくる。
こんなことを言うのもなんだが恋をするとしたらあんな気持ちの女性がいいと思います。
成績も運動も優秀だけど取っ付きにくさもない……元気なあたたかな笑顔が見たいと思う。」

「キュアダイヤモンド…菱川 六花という女性は人の心を和ませる女の子ですね……。
あの一途さを見ていると自分も勇気付けられているような気持ちになる。
こんなことを言うのもなんだが恋をするとしたらあんな気持ちの女性がいいと思います。
見守っていたいと思う…時折見せる困った表情も魅力的でもっと見たいと思う。」

「キュアロゼッタ……四葉ありすという女性は人の心を和ませる女の子ですね……。
見ていると穏やかな気持ちになる。
こんなことを言うのもなんだが恋をするとしたらあんな気持ちの女性がいいと思います。
優しさと芯の強さから来る元気なあたたかな笑顔が見たいと思う。」

「キュアソード……剣崎 真琴という女性は人の心を和ませる女の子ですね……。
クールキャラかと思わせて時折見せるボケっぷりや、
微笑ましい豊かな表情を見ているだけで楽しい気持ちになる。
こんなことを言うのもなんだが恋をするとしたらあんな気持ちの女性がいいと思います。
意外とメンタルが弱くて落ち込みやすい彼女を守ってあげたいと思う……。
あの笑顔を支えてあげたいと思う……。」

花京院はリタイアさせておくとして、
ゲーム自体はミニゲーム集でガシャ回すための作業プレイがメイン。
フルボイスではあるものの会話はそこまで多くは無く、
妖精もちゃんとしたセリフと出番があるのはシャルルだけで残りはミニゲームで顔を出すだけ。
キュアエースはミニゲームなどで使えるだけで基本的には登場せず、
変身前である円亜久里もOP以外では未登場でポリゴンモデル自体が無い。
4時間くらいでほとんど遊び尽くせてしまう女児専用ゲームですね……。
敵幹部が出ないところや、ミニゲームの質や演出的には前作と大差なし。
キャラのモデリングは可愛いし、
着せ替えや会話やOPがあるのでプリキュア好きなら少しは楽しめるかなという程度だ。
よほどのプリキュア好き以外にはオススメは出来ないぜ。
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