
3DSDLソフトのリリリズムのレビュー!
ニンテンドー3DSダウンロードソフト[peakvox リリリズム] | peakvoxリリリズムは2012年の12月19日にファンユニットが500円で配信したソフト。
ミャウミャウチャンバー、エスケープウイルス、そしてマジマジョなどでお馴染みのpeakvoxブランドだ。

とある魔王が天上に住まう女神サマに恋をしたが、
カンタンに近づけるような相手ではないので、
部下のリリムに一輪の花を託して代理で想いを伝えてもらうことに。
魔界から天上へ続く塔を登りきれ!がんばれリリム!というストーリーだ。
ヘタレな魔王もいたもんだぜ!
リリムが魔王の代理で女神に気持ちを伝えに行ったのに、
女神がリリム自身からの愛の告白と勘違いしてOK出して
女神とリリムがラブラブになるオチかと思ったが、そんなことは無くてとても残念でした。
もうこの時点でこのゲームに対して極めて厳しい評価をしなくてはいけませんね!
冗談はさておきゲーム内容の紹介。
ていうかこの後ホントに厳しめの評価するから最初にこう書くと誤解されちまう!
ゲームは全30ステージのリズム&アクションゲーム。
開始すると下画面に「TURN」「MOVE」の二つのボタンが表示されている。
「MOVE」をタッチで進行方向に移動、「TURN」をタッチで方向転換。
ただタッチするだけではダメで、BGMのリズムに合わせてタッチしないとキャラが動かない。
オプションでタッチではなくボタン操作に設定も可能。
操作はこれだけと非常にシンプルだ。
ステージにはアイテムとして赤いバラが3つ用意されており、これをすべて集めるやり込み要素もある。
アイテムとしては5つ取るとライフが1アップして敵にぶつかっても平気になる音符も存在。
敵として一定間隔でジャンプするのでその下を上手く潜り抜けないといけないカエルのゲッセイ。
視界に入るとカミナリで感電させられる天使、突進してくるカラスなどがいる。
登場する敵を避け、
スイッチやワープゾーンをうまく使ってゴールまでたどり着けばステージクリアだ。

ゲームのアイコンにもなっているクリア時のリリムのドヤ顔。
ルールは単純なんだが、カンタンに言ってしまうと
「タイミング良く敵やギミックを避けて進む左右移動のみのアクション」に、
「BGMのリズムに合わせてボタンを押さないとキャラが動かない」という要素をくっつけただけの内容で、この二つの要素が上手く混ざっていない。
「リズムよくボタンを押す」必然性が薄く、
BGMは何種類かあるんだけどリズム自体は最初から最後まで一定。
「タン・タン・タン・タン」と手拍子をするような感覚でタッチして進める感じかな。
リズム良くタッチするのはまあ楽しいといえば楽しいんだけど、
それだけと言ってしまえばそれだけだな……。
単純にアクションゲームとしても微妙。
すれ違うとこっちを追尾してくるので、
追いつかれないように急ぐ必要のあるネコのバステトなんかは
いい感じにプレイヤーを焦らせてくれる面白い敵だと思うけど、
ギミックも敵の種類もさほど多くないためすぐに底が見えてしまう。
基本的に制限時間が無いので慎重に進めば苦労はしない。
難易度は低く、いくつかイジワルな配置もあるものの
全30ステージですべての赤バラをコンプするまで遊んでも1時間程度。
エンディングも……なんか微妙だったな。続編考えてる?
エンドレスで続くスコアアタックモードもあり、
こっちは道に落ちている音符を拾うとスコアが上昇するとか、
リズムを上手く取り続けるとゲージが上昇し、
最大になると一定時間無敵になるとかややリズムゲーっぽさは増してるんだが、
同じような構成のマップをエンドレスで進むだけなので内容の単調さがツラい。
リリムの動き、特にクリア時のドヤ顔やネコにおしりを噛まれた時の動きは凄く可愛いし
世界観や雰囲気もいい。ステージの立体視もそれなりに見栄えはするものの
アイデアは練られてないし、ボリュームもギミックもイマイチ……。
つまらなくは無いんだが、500円とはいえ微妙な内容と言わざるを得ない。
キャラはホント可愛いだけに残念。
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リズムゲーとアクションのギクシャク感が伝わってきたというか、
単純に面倒くさそうというのか。
同じリズム+アクションならハーモナイトの方が明らかに面白そうに見える。
まあ体験版で向いてないと確信しちゃったけど…。