絶対SIMPLE主義

ちゃんと灰色のスーファミカセットだぜ！これを今、作れる業者あるんだな。

そして純正カセットでは無いので純正SFCでも固体によって動作しないこともあると注意書きが。
コロンバスサークルはファミコン互換機を作ってるメーカーで、
シュビビンマン零と同じ日にもエフシーコンボHDMIという商品を発売するから、
それでやってくれ！ってことね。

しかし肝心のゲームとしてのデキはどうなんだろうか零。
開発中止になったタイトルだしそこはコレクターズアイテムと割り切った方が良いのかな。

SFC互換機/SFC 改造町人シュビビンマン零 1983限定ボックス(特典2種[SFC]

改造町人 シュビビンマン零 | ゲームソフト,スーパーファミコン | | 家電のケンちゃん（@kadenken）

ゲームショップ1983や家電のケンちゃんでは限定特典を作成するとのことだ。



Amazon.co.jp: retro-bit: ゲーム

こういう互換機向けの新作カセットは今年に入ってから活発になったよなあ。
レトロビットジェネレーションの販売元で、やはり互換機も出しているJNNEXからも、
5月と6月にファミコンとスーパーファミコン互換機向けに、
カルチャーブレーン、ジャレコ、データイーストのタイトルをまとめた「公式in1カセット」みたいな商品を発売。

もちろん、ソフトの権利を持っているメーカーの許諾を得て発売されるもので、
これも「それアリなんだ？！」って驚かされたなあ。
バーチャルコンソールでも配信されていないタイトルを多数収録した豪華な内容だぜ。

いや、だからバーチャルコンソールでも配信してくださいよ！大怪獣デブラスとかさ！



UNHOLY NIGHT

今年の3月30日にはSFC互換機向けのカセットで
格ゲーの「魔界狩人 The Darkness Hunter Unholy Night」も発売された。
まあ、これは「元SNKスタッフが作る格闘ゲームが2017年にカセットで新登場！」
みたいな感じで売り出されたのに、
実は数年前に携帯アプリで出したゲームの移植で、評価も散々というオチが付いていたが……。



こういう流れはコロンバスサークルが昨年1月にFC互換機向けに発売した
「8BIT MUSIC POWER」が好評だったのと、
任天堂が公式に発売した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」の爆裂ヒットが背景にあるのかな。
「カセットの新作出してウチの互換機買ってもらおう！」みたいな。

もちろん、互換機向けという前提があるとはいえ、
「今改めてカセットで新作を出す」のは相当な労力なわけだから、
やはり作る側の熱意があってこその企画だと思うぜ。
だって普通に考えてシュビビンマン零をカセットで2017年に出すとかどうかしてるもの！
需要が行方不明！

ファミ通本誌にはもう少し詳しく紹介があって、
内容は昔ながらのオーソドックスなアドベンチャーゲーム。
謎解きのヒントが欲しい時に煙草を吸って考えを整理するたばこシステムも健在。
ストーリーは謎の屋敷で起きたホームレス男性の事故死から始まり、
屋敷に隠された秘密、亡霊と呼ばれた男、そしてきっかけとなる30年前の事件などが絡んでくるもの。

やっぱ神宮寺シリーズ30周年記念作品だから
30年前の事件がきっかけになるストーリーなんだろうね。
仮面ライダーの40周年記念映画も40年前にタイムスリップして
最終的にバイクに乗った仮面ライダーたちが
「40」の文字を描きながらラスボスに体当たりする内容だったし。

声優情報もあって今回は神宮寺三郎の声が小杉十郎太、
洋子さんの声が能登麻美子、熊野警部の声が立木文彦となってるぜ。

名前が出ていないが
「シリーズ初期からのオリジナルスタッフが制作を担当」というのが気になる。
「アークシステムワークス×昔からのシリーズ×オリジナルスタッフ」って組み合わせだと、
ダブルドラゴン4とか熱血魔法物語とか色々アレなのがあったからさ！

オリジナルのスタッフを使って新作を作るアークシステムワークスの姿勢は称賛されるべきではあるんだが、
必ずしも良い方向に転がるとは限らないからね……。
神宮寺三郎はシステム面含めてあんまりノリが変わらないから大丈夫だと思うが。



アマゾンの商品ページによると、ファミコンで発売されたシリーズ2作目である
「探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件」のDLコードも付属！
アレンジって書いてあるから手は入ってるのかな。
タイトル画面にもアークシステムワークスのクレジットが。

また、かつてコナミから配信されていた携帯アプリ版4作品もリファインして収録し、
恒例となっている「謎の事件簿」も新シリーズになって復活してるとか。
携帯アプリ版は「鬼姫伝」「愛ゆえに」「勿忘草の想い」「揺らめくひととせ」の4本か。

携帯アプリ版の神宮寺三郎シリーズは全24作品で、
DSで発売されていた神宮寺三郎シリーズに毎回オマケとして移植されていたんだが、
今回の4作品を合わせるとついにコンプリートとなるぜ。

こういう携帯アプリだけで展開したシリーズ作品って9割以上が陽の目が当たらないまま消えてるので、
パッケージとして残る形ですべて移植されたのは大変素晴らしい。
SIMPLEシリーズもそういうの沢山あるんだわ……。

今回の神宮寺の発売が8月となると、大逆転裁判2と同じ月に出ることになるのか。
そこに日本一ソフトウェアも深夜廻で突っ込んでくるしADVが熱いぜ。
神宮寺三郎シリーズはしばらくやってなかったから、発売までに何本か遊んでおくかな。